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コラム
シーンとしらけないセミナーは最初が肝心
2018年9月19日 公開 / 2020年10月25日更新
今日は、子どもにコーチングする時や、講座やセミナーに、場に合わせて柔軟に使えるブレストというワークを紹介しますね。
ブレストとは
私の講座やセミナーでは、アイスブレイクで使ったりしています。ブレストとは「ブレーンストーミング」の略で(脳を嵐が吹き荒れているようにひねったりかき回す意味)会議形式のひとつです。※アイスブレークとは、初対面の人同士が、場の緊張をときほぐし、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作る手法
複数の人が自由に意見を出し合い、新しいアイディアや考え方、問題点などを見つけ出すことが目的です。
例えば、白色でなければいけないモノというテーマで、参加者が思いついたものを挙げてもらいます。歯、肌、ホワイトボード、雪、シーツ・・・このように制限なく挙げ続け、テーマが誰からも出なくなるまでワークを続けます。
ただ、ブレストは、必ず守ってもらう4つのルールがあります。
結論の禁止
自由な発想
質より量
修正、改善、発展、結合、便乗、連想の許可
結論の禁止とは、ブレストの目的は制限なく出し続けることなので、まとめや説得などで結論を出さないようにすること。
自由な発想とは、先入観や固定観念にとらわれず、他者の批判も否定もしない。意味のないことだと思っても、その中にテーマのヒントがあることがある。
質より量とは、ブレストは、正しいことや意味のあることを言う必要はありません。大切なのは「何を発言したか」ではなく「どれだけ発言したか」
修正、改善、発展、結合、便乗、連想の許可とは、ブレストは他者の意見に便乗したり、意見から連想、発展、結合した発言でもOK。
このブレストの良いところは、肯定を前提としたワークなので、遠慮がちで発言できなかった参加者の考えを聞くことができるし、一体感ができて場が和みます。
ブレストの実践
ブレストを行なうポイントは、最初のテーマが具体的過ぎると、柔軟で幅広いアイディアが出なかったり、逆に抽象的で何を言ってら良いのか分からないテーマだと、チグハグなワークになってしまいます。
理想的なブレストワークのやり方は、グループの中でアイデアの記録係を決め、参加者のアイデアをポストイットに記載します。ひとり3枚ずつくらいのポストイットを基に、質疑応答をしながら内容を更に、視覚的に具体的にして整理します。
ブレストは、複数の脳の神経細胞を繋いで閃きを出すのが目的なので、結論を出す必要はありません。あくまでも雑談の延長線上にあるワークなので制限を外すことが成功するコツです。
このワークが失敗する原因で多いのが、地位の違いや専門家との知識レベルの違いで、そこに遠慮が入って無難なアイデアを出していると上手くいきません。
子どものコーチングやアイスブレイクに使う際のテーマは、単純なテーマの方が場が和みます。
【小さな実践】
どのような時にブレストワークが有効に使えるか考えてみる
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