死ぬ思いで飛び降り

小橋広市

小橋広市

テーマ:人生の軌跡と羅針盤

小学生の頃、校庭の体育倉庫のすぐ横にあった数十メートルもあるもみの木を登って体育倉庫の屋根に上がった。ところが、降りようとした際、怖くて屋根からもみの木の枝に移ることができない。残された道は屋根から地面に飛び降りるしかない・・・。高さは約3M大人にしてみればどうってことはない高さだ。屋根に上がったのは午後3時くらいだったが日が暮れかけても飛び降りる勇気がない・・・。辺りはだんだん暗くなってくる。何度もなんども屋根の端に立って勇気をふり絞るが、足がすくむ・・・。これ以上、暗くなると地面が見なくなりもっと恐怖が増す。一夜を屋根で過ごすか・・飛び降りるか・・ギリギリまで自分を追い込んで死ぬ気で飛び降りた。 



樹木



飛び降りて下から屋根を見るとなんでこんな低いところから飛び降りることができなかったのかと情けなくなる。それと同時に、不思議に達成感が湧きでてきた。最近、この時の出来事を仕事に置き換えてよく思い出すと勇気が湧く。


今年の始め、ある研修に登壇した。私の得意な分野ではないので納得がいくまでシミュレーションした。しかし、やはり不安が襲ってきた。またあの出来事を思い出すそう、屋根から飛び降りられなかった時のこと。きっと、研修が終わったらあの時と同じ達成感を味わえるはず。そんなことをイメージしながら研修を終えたが、小学生の時に感じた達成感も屋根が低く思えた感もなかった。ただ、「決断」したことへの小さな達成感があっただけ。今も、小さな達成感を重ねながら少しずつ高い屋根に上がっている。



【小さな実践】
始めの一歩が出ない時に不安がブレーキになっているとしたら
その不安は、過去からくるものか、現在のものか、未来のものか
いずれからくる不安なのかを引き出してみる



 

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小橋広市(講師)

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