感情は○○で動く

小橋広市

小橋広市

テーマ:オフライン&ネット集客

あなたはモノを買う時に、どのような感情が働きますか?私は衝動買いが多いので感情が動き過ぎています。そこで自分がモノを買う時にどのような感情がトリガーになっているのか検証してみることにしました。

最近買ったものは珪藻土の足マット。これは前から欲しかったのもありますが、購入時の感情を検証してみると、風呂から上がった濡れた足でマットの上に乗った瞬間、サ~っと水を吸い込むように足が乾いていく爽快感をイメージしました。この感情が購入する動機でした。

新築やリフォームも、広くて新しい空間で快適に笑顔で過ごす家族を想像して計画しているはずです。これが購入する側の心理のはずなのに、販売する側は、機能性やいかに他社と比べて安いかを売りにしてコピーを作っています。



ビクトリアン調



以前の私の商品は、建築設計とステンドグラスでしたが、現在はコーチングと各講座コンテンツです。例えばコーチングの場合、コーチングを行なうとクライアントさんの目指しているゴールが明確になるとか、気付きを引き出すことができるなどと、コーチングの結果にフォーカスして売りにすると、勧められた方は「へぇ〜そうなんですね」「それは良さそうですね」と言ってくれるかもしれませんが、コーチングを受けてみたいという感情は動きません。

これは講座コンテンツでも同じで、参加者さんが求めているものを無視してチラシやコピーを作っても見ている人には響きません。こんなことを言っている私も、これまで何度も失敗を重ねていました。

アンガーマネジメントも私の講座コンテンツの1つですが、アンガーマネジメントの講座を始めた頃、「アンガーマネジメントを学ぶと怒りをコントロールできるようになる」とか「上手に怒れるようになる」というような結果だけを参加者さんに伝えて、アンガーマネジメントを学んだ後の参加者さんや周りの人からの喜びをイメージしてもらっていなかったのです。

つまり、講座コンテンツ「知識・情報・テクニック・スキル・ノウハウ」のAを伝えることを通して、学んだ後の人生「学んだことで得られる喜び・楽しみ・ワクワク感・やりがい・精神的な満足感・周囲の人への影響力」のBを参加者さんに感じてもらうこと。すなわち、「Aを通してBを感じてもらう」ことが、売り手と買い手の理想的な関係性と考えています。



【小さな実践】
あなたの商品を購入すると
どのような「B」があるか書き出してみる



 

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小橋広市
専門家

小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

なりたい自分になる勉強会やセミナーの開催及び、居心地が良い環境の中で、生きやすくなるための講座や相互交流ができる「心ホッとコミュ」というコミュニティを開放しています。

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