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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

アロマと認知症の関係

2018年5月27日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:認知症介護者の憂鬱

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今日もお袋が認知症と診断された頃の話です。
何か参考になればと思い、
当時の日記をシェアしています。


-------------ここから-------------

お袋が認知症になったことで
近所の挨拶回りをしてきた。

思った通り、近所の人は
お袋の変化には気が付き
遠巻きに観ている感じだった。

朝夕、食後に認知症の進行を遅らせる
薬を飲んでいるが、何分、一人住まいなので、
電話で飲んだかどうか確認すると、
飲んでないのに飲んだと言う。

結局、飲んだことも覚えていないし、
何故飲む必要があるのかも
分からないのだろう。

飲んでいる薬は、
レミニールOD錠4mgを服用。
この薬は新薬でレミニールは、
アセチルコリンエステラーゼ阻害作用に加え、
アロステリック増強作用をあわせ持つのが特徴らしく
軽度から中等度のアルツハイマー病に適応
しているらしいが、どんな薬も
飲まなきゃはじまらない。



アロマ



上の写真は、友人が認知症に
効果があると言われるアロマ精油を
頂いたので、早速、試してみた。

お袋は香水の香りを極端に嫌うので、
どんな反応をするか不安だったが、
どうやらアロマは気に入ったようだ。

二種類のアロマを、
手首と枕に吹きかけ、朝起きた時に
感想を聴いてみると、とてもよく眠れたそうだ。

大脳とアロマセラピーの関係を調べてみると
アロマセラピーによる精油の一般的な利用方法である
芳香浴に代表されるように、精油成分が嗅覚を介して
大脳に働きかける作用は非常に重要だ。

嗅覚は、視覚や聴覚などの
他の感覚と違い、大脳新皮質を
経由せずに直接、大脳辺緑系に達する。

アロマセラピーは、
精油の香りを嗅ぐことで嗅覚を通じて
香りの信号が大脳辺緑系から視床下部に伝えられ、
自律神経を整えて身体の機能を調整する自然療法。

心地よい香りが大脳辺緑系に
働きかけて楽しい記憶を引き出したり、
気持ちが落ち着いたり、元気になったり、
リラックスしたり、又、悲しみに
耐えられるようになったりという
心理的な効果があるようだ。


このようにアロマセラピーは、
機能単位である大脳辺緑系の特徴を
有効に活用して行える癒しの方法とのこと。

私も試してみたが、
寝起きが清々しく感じて中々良い。


-------------ここまで-------------



嗅覚と脳神経の話から、
少し話しが脱線しますが、
人間には大切な五感、
「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」
「触覚」があり、それぞれが脳神経に
直結しています。

そんなことから
私たちは大きく分けて
「視覚タイプ」「聴覚タイプ」
「身体感覚タイプ」があるそうですよ。

視覚タイプは、
写真や風景で思い起こすことが多い。

聴覚タイプは、
音楽や自然界の音を聴いて
思い起こすことが多い

身体感覚タイプは
香りや味覚、手触り感で
思い起こすことが多い


ホント、人間は
各自で個性があるのですね(^o^)



【小さな実践】
日頃から五感を使って記憶に残すことを
意識してみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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