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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

子供の課題を見守る勇気

2018年3月20日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:子育てママのビジュアルコーチング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

子供にイライラしてしょうがない!

という子育てママさんが
講座の参加者の方に多いです。

親が子供に対して
教えるのは悪くはありませんが、
何でも子供のすることに
口を出すのはどうかと思います。


歩けない幼児が
ヨチヨチ歩きを始める頃、
親が「右足を出して、バランスを
取りながら、続いて左足を出すのよ」
なんて手取り足取り教えなくても、
子供は歩くプログラムを持っています。

見てるうちに歩けるようになるので
安心して時々手をかしながら
見守っておればよいのです。

でも、たいての子育てママさんは
この時期の見守りができるのに
子供が大きくなるにつれて
口を出すようになってきます。

これが子供と親の信頼関係が
希薄になる要因のひとつ。


エッジ


私が自転車に乗りたいと
お袋に言った時に
「自転車を買うお金はない!」
という一言で終わりました。

それを聞いた祖父が
どこから拾ってきたのか
薄汚いママチャリに緑のペンキを塗って
「これで練習しろ」と渡されました。

恥ずかしさを我慢して、
青虫色をした自転車に
乗ろうとしますが、
乗り方を習ったことがないので
乗れるわけがありません。

補助輪がないので、
何度も何度も転倒しては、
大人が乗っている様子を見ながら
懲りずに練習していました。

すると、

ある日突然、数メートル乗れてから
普通にペダルをこいで乗れるまで
あっという間でした。

当時、同じ年齢の子供は
補助輪付きの子供用自転車に
乗ってたのに、私だけは
大人の自転車に補助輪なしで
優越感たっぷりで乗り回してました。

お袋はともかく、
祖父がいちいち口を出さず、
信頼して見守ってくれたことが
私の小さな自立に繋がりました。


子供は親からあれこれ言われると
本来、自分でできる課題でも
親の課題を無理やりやらされた感で、
自由に伸びるはずの芽を摘むことに
なりかねません。

離れて見守るのは
少し勇気がいることですが、
子供の潜在能力は、
私たちが思う以上に高く、
楽しませてくれますよ。



【小さな実践】
大人の経験や知識は
子供目線でみると時代錯誤も甚だしい



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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