◯◯と◯◯があるとコラムネタに困らない
最近のテレビなどで
なんだかぁと思うことがあります。
自然災害や凶悪な犯罪を観て、
自分は暖かい部屋で普通に食事しながら
同情していることが、偽善者のように
感じてしまいます。
私は 阪神・淡路大震災の三日後 、
建築専門家として、
建物の安全判定のボランティアで
神戸に入りました。
専門家でありながら、
あまりにも災害に無力な自分に
憤りを感じたことを鮮明に覚えてます。
一週間ほど現地にいました。
その間、何度となく余震を経験し、
その時は特に何も感じなかったのですが、
後にそれが私の中で地震の爪あととなって、
ちょっとした微震でも心が凍るくらい
恐いトラウマになりました。
当時、被災地には
マスメディアが大勢きていました。
ガレキの下に生存しているかも知れない
家族を心配して、佇んでいる子供に、
インタビューするリポーター。
「やめろ!アホか」
とテレビクルーに叫ぶ被災者。
でも、被災者のストレスは
災害の直後には表われません。
心のケアがいるのは、
時間が経ち、現実に戻った時。
心の闇が数ヶ月続く人、
或いは、何十年も続く人。
しかし、
被災者でない方の多くは、
悲しいかな、どんなに大きな自然災害も
時と共に忘れていきます。
それは仕方ないことかもしれません。
時間が経てば、悲しい出来事を忘れ、
普段の生活に戻ることができるのは、
自己防衛感情が守っているからです。
防衛本能的な感情の動きは、
あらゆる悩みに関係しています。
時にはそれがプラスに働いたり、
極端に恐れを抱くトラウマ的な
マイナス感情になったりね。
悩みやストレスがないと思っても
無意識化でうごめいてる負の感情は
自分では解りません。
負の感情は、何時、どんな形で
出てくるか分からないので
極端な感情が湧き上がる時は、
早めに専門家に相談することを
お勧めします。
【小さな実践】
嫌な感情が湧いて苦手な相手がいるとしたら
何が苦手で何が嫌なのかを書き出してみて、
自分を相手に投影しているかどうか確認してみる