緊張を取り除くためにする2つのこと
ここぞという時に
本番に強い人と弱い人がいますが、
これはどうしてでしょう。
私の場合は、ド天然のくせに
本番に強くなりました(^^)
本番に強いとは、
いったいどういうことなのか。
本番に弱い人は、
実力があるのに本番では、
何かの原因で普段の実力の半分も
力を発揮できない。
私が本番に強くなったのは
ある有名人の一言がきっかけでした。
その前に今でも覚えている
大きな失敗があります。
建築を生業としている頃、
建材メーカーのイベントなどで
講演を行なうことが度々ありました。
「自然災害と建物」を
テーマにして開講した時のこと。
この講演では、
途中で質問の時間を設けていました。
そこでお客様から受けた質問の内容が
テーマとは関係がない内容だったので、
質問者には満足がいく回答には
なりませんでした。
まったく準備してない質問のおかげで
頭が真っ白になり、後半がまとまりがない
支離滅裂な内容になりました。
それからいくら準備しても
本番では思うようにいかなくなり
講演の前日は憂鬱でした。
そんな頃、仕事のお付き合いで
有名な講演家の講演に行った際、
本にサインしてもらいながら、
こんな質問をしました。
「人前で緊張しない方法はありますか?」
その講演家の方は、
「適度な緊張感を
皆さんと楽しむようにしています」
想像もしていない回答でした。
自分なりの解釈で、
物は試しでやってみようと思い、
人前で緊張したとしても、
緊張を受け入れてその場を楽しむように
考えるようにしました。
物事の固定観念や概念を、
自分の枠の外に置いて
空っぽな状態で本番を迎える
そんな、
イメージトレーニングをしているうちに
頭を空っぽにするコツが観えてきました。
ある程度準備してたら
本番前に頭を空っぽにしてても
脳が自動的に整理してくれているものです。
【小さな実践】
本番の恐れや思い込みを全て書き出し、
制限せずに自分が納得できる回答を出してみる