関係性コンディショニング
先日、日本コーチ協会京都チャプターの京都チャプター8周年記念セミナーに参加しました。毎年、11月に開催されるイベントですが、去年は体調が悪く参加できませんでした。
私は人が集うところが、居心地が良い時と、煩わしく感じる時の両面があります。そこで、今日は人との関係性や距離感についてお伝えしたいと思います。
相互依存と共依存
親子、夫婦、恋人同士、友人関係など、通常の状態であれば、それぞれ相手がいなければ成り立たない相互依存の関係になっていると思います。相互依存と似ているようでまったく別物の共依存の関係は、一度、双方の間に大きな問題が生じると、解決し難い負のスパイラル状態になることが往々にしてあるようです。
ウィキペディアより
共依存(きょういぞん)は、自分と特定の相手が、その関係性に過剰に依存する人間関係に囚われている状態を指す。例えば「あなたが決めたとおりに、私は行動する」「あなたが好きなことだから、私も好き」
相互依存(そうごいぞん)は、双方「自立」した者同士が、協力して相乗効果を出す状態。例えば「私は○○をやり、あなたは○○をしましょう
ジグソーパズルとルービックキューブ
ある本の著者が、面白いことを書いていました。
双方の人間関係の問題は、大きく分けて二通りある。
その一つは、
「ジグソーパズル型の問題」これは問題が複雑難解であっても、共通の目的が明確で双方が望ましい状態を把握しておれば、問題そのものを細かく分解し、役割り分担しながら一つひとつ積み上げていくことで前進するので、時間がかかってもいずれ解決できる。
もう一つは、
「ルービックキューブ型の問題」目的が明確であっても、一度、崩れてしまうと良かれと思ってやったことが、予想外の影響を与え、結果的には目的から遠のいてしまい、やがて自分の首をしめる結果になり問題の解決が困難になっていく。
例えば、夫婦の関係性でいえば、双方の目的が明確であり、望ましい状態がイメージできているので、例え問題が起こったとしても「ジグソーパズル型」であり、問題事態をを細かく分解することで容易に解決できる状態です。
コーチとクライアントとの関係も「ジグソーパズル型」であり、コーチがクライアントの理想とするゴールを共有することで、双方の目的をより強固にします。その上で、クライアントの課題を細かく分解し、協力者がいればそれぞれに役割り分担をしながら、一つひとつ小さな成功を積み上げて前進します。
ジグソーパズルは、最初は難解でも一つの箇所が解決すると、芋づる式に完成に近づきます。このように物事をカタチで理解するとイメージしやすいと思いませんか。
私の行なっているビジュアルコーチングも絵やモノで五感を刺激しながらできるので、大人から子どもまで簡単で再現性が高いコーチングです。興味があったら覗いてみて下さいね。
【小さな実践】
目的(ゴール)を自分なりに細かく分解して整理し色分けしてノートに書き出してみる