2026年6月消費者物価指数は前年同月比1.6%上昇
2026年8月からの高額療養費制度の見直しの最大のポイント
「毎月の自己負担は一部増えるが、長期治療を受ける方は年間では負担が軽くなる仕組みが新設された」
制度の持続可能性と長期療養者への配慮の両立を目的とした改正です。
① 月ごとの自己負担限度額が引き上げ
2026年8月診療分から、所得区分ごとの自己負担限度額が引き上げられます。
例えば、70歳未満・年収約370~770万円の方では
改正前:約80,100円+医療費に応じた加算
改正後:約85,800円+医療費に応じた加算
となり、1か月あたり約5,700円程度負担が増えるケースがあります。
② 「年間上限」が新設(今回最大の改正)
今回初めて、毎年8月~翌年7月までの1年間の自己負担額に上限が設けられます。
これにより、がん治療、人工透析、難病治療、抗がん剤治療、など、毎月医療費がかかる方は、年間の上限額を超えた分が後日払い戻されます。
つまり、長期療養者ほどメリットが大きい制度となりました。
③ 「多数回該当」はそのまま維持
高額療養費を、12か月以内に3回以上利用すると4回目から自己負担が軽くなる
「多数回該当」は変更ありません。
そのため、長期間治療を受けている方への配慮は維持されています。
④ 低所得者への配慮
今回の改正では、住民税非課税世帯、低所得者への負担増はできるだけ抑えられています。
⑤ 2027年8月にはさらに細分化
今回は第一段階です。
・2027年8月からは、得区分がさらに細かく分類
・所得に応じて自己負担限度額がより細かく設定される予定です。


