【ヴィパッサナー瞑想体験!10日間毎日10時間瞑想。携帯なし会話無し夕食無し。】
鎌倉ヨガ教室の中里えみこです。
鎌倉稲村ヶ崎の海の近くに住んで24年が経ちました。
2007年にヨガに出会い、2012年からヨガを指導しています。
小さかった息子たちも自立し、自治会や地元の行事など地域の活動をしながら、ヨガをベースに過ごしています。
ヨガは、生活や生き方をしっかりと安定させる実践方法です。
実践方法なので、知っているだけでは何も変わりません。
定期的にヨガ教室に通うと、少しづつ変化がやってきます。
毎日実践すれば、さらに変化します。
頭ではわかっていても、続かない。
私はそんな時期をずっと過ごしてきました。
でも、今はルーティンを楽しんでいますよ٩( ᐛ )و
さて、心身を整える「ルーティン」は、どのようにして身につけるのでしょう。
私の場合は、ヨガの先生やグルの指導を受け、はじめは課題としてやり始めるところから。
後からわかったことですが、そもそも自分自身が何をすべきがわかっていないので、
適切な方法が選択肢にないのです。
継続や意思の力も、はじめは弱いのですぐに諦めてしまいます。
自然と「先にその道を生きる」先生についていく道を選択しました。
例えば絶対にこれは無理だと思っていたのは、毎朝の水シャワーです。
始めてから、はや9年目になります。
慣れるまでに2年ほどかかりました。
滝まで行かなくても家で数分でできてしまうので、逃げ道はありません。
はじめは課題として嫌々やっていました。
毎朝水を浴びる
様々なメリットを感じて、その後はやると決意しました。
水シャワーは、全身の感覚を観察する「ヴィパッサナー瞑想」の助けとなりました。
また、白湯は毎朝700mlほど飲みます。
熱いけれどごくごく飲める温度がお勧めです。
人間にとって必要不可欠な水 水分の適切な摂り方とは?
いつの間にか慣れて、身体が楽になり、練習も習慣となりました。
小さな奇跡が、日々たくさん起きています。
「無理」と思っている方も大丈夫!必ず変化します。
毎日、太陽礼拝といくつかの練習を行います。
背骨と股関節、バランスの練習などを行い、全身の循環や可動域、筋力などを維持しています。
スクワット50回は継続して5年は経ちましたが、いまだに堪えます。
はじめは30回でした。
30回が平気になってきたので、増やしました。
練習を休んだのは、スノーボードで臀部挫傷した時、コロナ・インフルにかかった時、瞑想合宿中、他どうしてもできない時。
続けることで、腿が強くなって下半身が軽くなりました。ヒップアップというオマケ付きですよ笑
以前、スクワットの方法を載せたプリントを鎌倉の小学校に全校配布いただきました。
膝が出ないように、前傾しないように、耳たぶをつまんでやると他にも効能あり。
ヴィパッサナー瞑想合宿の帰宅後から、ルーティンに毎日2時間の瞑想を追加しました。
朝と夜、1時間ずつ。 夜帰宅が遅い時は、朝2時間座ります。
気が散って集中できないことも多々ありますが、集中できる回も増えてきました。
「そんなにできるわけがない(-_-)」
この記事を、かつての私が読んだら間違いなくそう言うでしょう。
でも、できているのです。
内容はそれぞれですが、インストラクター仲間、生徒さん、家族、みんな地道に練習しています。
それは、少しずつ、本当に少しずつの小さな変化の積み重ねなのです。
さて、先日驚くことが起きました。
夜に座った時です。
1時間経ったアラームの音がしましたが、足の痺れもなく、不快もなく、心地よいので、そのまま座り続けました。
外界の音や肌に感じる風、瞼を通す光がだんだん暗くなるのを感じながら、意識に集中していました。
結構時間が経ったかな、と目を開くとなんと2時間40分経っていました。
「没入」とはこういうことか。
瞑想合宿中のダンマーディッチャのホールでも、続けて座るのは最大2時間だったので、自分でも驚きました。
「スティラム スガム アーサナム」 アーサナとは快適で安定している。
『ヨガスートラ 第二章46節』
アーサナの定義です。
ヨガでは、アーサナはポーズという意味合いが一般的ですが
アーサナは、もともと「as 座る」という意味です。
瞑想までの道のりは、ヨガの八支則の順番に近くて嬉しかったです。
1.ヤマ(禁戒)、2.ニヤマ(勧戒)、3.アーサナ( 坐法)
ヴィパッサナーでは、いっさい呼吸をコントロールしないので、
4.プラナヤマ、5.プラティヤハラを飛ばし、
6.ダーラナ(集中)、7.ディヤーナ(瞑想)、8.サマディ(三昧)に向かいます。
現地では、バンガ(溶解)と呼ばれる状態を経験しました。
五感からの撤退、全一性、大安心、なんとも言葉では表現できない体験でした。
指導者に教えを許可いただいた、アーナーパーナー瞑想をクラスに導入しています。
ヴィパッサナー瞑想センターは10日間のプログラムですが、段階的に指導が進むので長すぎるということはありません。
どちらかと言うと、瞑想法をマスターするのに10日はぎりぎりだと思いました。
楽器を弾けるようになるまでの練習の日々、自転車に乗れるようになるまでの日々、ちょっと辛抱がいりますね。
一所懸命に練習すれば、10日間で瞑想の実践段階に至ります。
初めての方は、施設、環境、食事、規律などが揃っていない状態でできる瞑想法ではないと思ってください。
本格的にヴィパッサナー瞑想を始めたい方はこちらをお勧めします。
ヴィパッサナー瞑想センター CHIBA ダンマーディッチャ
人気があって予約が殺到しますので、事前に予約方法確認しておくとよいです。
また詳しい情報をUPしていきますね。
微細な意識を鍛える「瞑想」ですが、粗大な身体を整えるヨガで準備することができます。
瞑想を続けていれば、痺れや股関節の痛みはいずれなくなりますが、日頃から座る練習をしておくと、瞑想に集中しやすくなります。
まずは毎日、時間を決めて朝ごはんの前や寝る前に、10分の瞑想を始めてみてください。
例えば、3週間は続けてみると計画してみてください。
どうしてもできない日が出てきたら、翌日は倍座る、はじめからカウントするなどのルールを自分と約束します。
「明日にしよう」とか、「面倒だな」と思うのは当たり前です。
今も、そんな声と付き合っています笑
私が重宝した対話はこちらです。
「明日はやるかわからないけど、ひとまず今日はやろう」
背骨を立てて座り、自然な鼻の呼吸に意識を向けて観察します。
方法はなんでも良いと思います。
思考や五感に引っ張られたら、また鼻の呼吸のところに戻ってきてください。
寝るのは瞑想ではありませんので、ベッドの上でも良いので座ってみてくださいね。
瞑想のもたらすものについては、とても素敵なお話がありますのでまた次回。
時間がゆっくり流れ、世界かクリアに見えてきます。
思考のパターンに気づき、世界はそのままなのですが大きく変化します。
いよいよ、目に見えないものとどう対峙していくか、そんな時代に入ったように感じます。
練習を始めようと思った方へ、心より幸運をお祈りします。
どんどんアウトプットしていきますので、お気軽に教室にお越しください。
何か、探しているものをお伝えできるかもしれません(^人^)
↓ホームページ・予約サイト
https://www.yogakyo.com/
鎌倉ヨガ教室
中里えみこ