【ヴィパッサナー瞑想体験!10日間毎日10時間瞑想。携帯なし会話無し夕食無し。】

テーマ:瞑想

【ヴィパッサナー瞑想・アナパナ瞑想体験記 〜あちらとこちら、どちらが非日常?〜 】

5月15日から26日まで、10日間の瞑想合宿を終えて。
約半月ほど世を捨てて、家に帰ってくると庭に紫陽花が咲いていました。
ちょっとしたウラシマタロウ気分です。

お休み中、浄化センターに自主練に来られた方、YUMIKO先生代行クラスに参加された方、応援してくれた方、皆様ありがとうございました!



ドキドキワクワクだった約10日間の瞑想修行は、心身に大きな気づきを養う転機となりました◎

全く初めての人もできるように、1日1日段階的に進みます。自分の足で歩く子どもを見守る親のように、自分で気づくことを大切にしているようです。

瞑想中、全身の感覚が溶解し、覚醒しながらも熟睡しているような「バンガ」という究極の状態も体験しました。
日頃勉強している、ヨガダルシャナ、般若心経、量子力学、哲学、禅、宇宙論など、本質をザッと垣間見ることができたような気がしました。
 
Who am I ?、世界や宇宙の本質など、古典や文献だけに頼らなくても自分で確認できそうだなあと感じました(^_-)




瞑想ホールは、凛とした空間。




10日間がおわって27日に帰宅し、28日禅居院お寺ヨガ、29日稲村ヶ崎アサヨガヒルヨガ、31日イスヨガ古典ヨガ、石川町クラスと、通常通り教室を開催しています。











さて、ヴィパッサナー瞑想は、誰でも参加できるものです。
人気があるので予約開始から10分もしないうちにキャンセル待ちとなります。
10年来のリピーターも多く、日本だけでなく世界中で大人気のコースです。
Buddhaが実践していた瞑想法が2500年前から脈々と受け継がれ、現在また人々の心を救い本質へと導いています。




場所は千葉県茂原、日本ヴィパッサナー協会のダンマディッチャという施設です。
青々した芝生、鳥やてんとう虫、爽やかな風が吹く自然いっぱいの気持ちのよい空間でした。





修行中は、宗教や神仏崇拝、呪文やマントラ、数珠、ヨガの練習も禁止となります。
ブッダの実践法というと仏教ではないの?と思いましたが、原始仏教は完全無宗教でした。
ホールにも祭壇などもありません。

『真実の修行者はいかなる党派にも属さない』
出典:パーリ語聖典 Theragatha.1217


毎日4時起床、4時半から6時半までの瞑想から1日がスタート。
午後、夕方、夜トータル10時間の瞑想と1時間半の講話があります。
時間割はこちら。




食事は6時半からの30分間のあと洗濯や散歩に1時間、昼食は11時から30分間、13時迄の間に洗濯や敷地内の散歩をします。
夕食は無く、17時のティータイム30分のあと30分間でシャワーなど。




会期中は携帯やPCを預け、メモもとれません。
「聖なる沈黙」というルールがあり、国内海外からの女性24人の参加者同士は目も合わせません。男性も20人くらいいて、お坊さんも数人いました。
沈黙が解かれた最終日は、大いにおしゃべりします。
ホッとする瞬間です。


終了後に記憶を辿りながら、ノートに書いていたら手がつりました。
10日間、携帯も書き物もしていなかったので笑
どんどん思い出して、A4ノート40ページがいっぱいになりましたよ。
体験したことは、想像以上にクリアに思い出されるものですね。

長いような短いような、しっかりとした修行です。
なんと、参加費は無料。先人の智慧を代々後世に残すべく、寄付と奉仕で何十年も維持されている施設です。
先人の智慧や信仰を利用して従属依存させ莫大な費用を取る組織も多い中、こちらは本物です。

周りに流されず、自分でしっかりと見極めてくださいね。




帰宅翌日から、朝晩1時間ずつ1日2時間の瞑想練習を開始しました。
今朝は久しぶりのOFFで朝2時間、動かず快適に座ることができました。
今までは1時間座ってはいましたが、そんな余裕ではありませんでした。

座るだけでも心身は整いますが、しっかりとした瞑想法に出会うことができてありがたいです。

ヨガの八支則における、3.アーサナ(ポーズ・坐法)を教えているのがヨガ教室ですが、その坐法を習得していたおかげで、長時間座ることが可能でした。そして、5.集中、6.瞑想へと進むことができました。

こちらの記事を参照ください。
幸せで充実した人生をもたらす瞑想の効能とその実践法について


Q.ヴィパッサナー瞑想のコースで何を鍛えてきたのか?
ズバリ、「意識」です。

意識は、好奇心旺盛な子ども、子犬のように、反応してはあちこちに飛んでいってしまいます。
そんな意識を、自らコントロールするのは至難の技と実感しました。

ヨガで鍛えているのは、筋肉や可動域、内臓や循環を含む「粗大な身体」。
瞑想で鍛えるのは、素粒子レベルの微細な意識(心)でした。もはや科学の領域。


ヨガの解剖学では、身体はパンチャコーシャ(五つの鞘)でできています。
いわゆる肉体である粗大な身体から、目に見えないけれど存在する意識や魂などの微細な身体です。

イメージで言うと、
「アーサナ」でアプローチできるのは、粗大な身体であるアンナマヤコーシャ。
「呼吸法」はプラナマヤコーシャ。
「集中」と「瞑想」はマノマヤコーシャ(心の鞘)。
「三昧」はヴィニャーナマヤからアナンダマヤコーシャ、という感じです。


コーシャについて
食事における食べ方を工夫することによって健康的な肉体を作る!


ヴィパッサナー瞑想のコースは、まず意識にフォーカスする「アナパナ瞑想」から始まり「ヴィパッサナー瞑想」へと進みます。

Buddhaが本質真理を照見した実践方法として、世界で中10万人以上が体験していると言われています。




Q.ヴィパッサナー瞑想の目的は?
外界にいちいち反応しない意識(心)を養い快適に生きる、無意識下に蓄積した心の汚濁の浄化、そして本質の照見です。

Buddhaといっても仏教ではなく、神仏や呪文、教祖信仰、あわよくば起こってほしい奇跡などに頼りません。
シーラ(戒律)、サマディ(集中)、パンニャ(智慧)の三つ巴を自ら実践することによって、自然の法則が回るという、現実的でリアル重視、忍耐力を培いながら誰もが実践できるわかりやすい修行でした◎





自然な呼吸と意識さえあれば、日中は心の散漫や反応を容易に引き戻し、夜は良質な睡眠を促します。
方法は教室でご紹介しますね(^人^)
まとめたノートから、少しづつ紹介します。

それにしても、「バンガ」には驚きました。
この瞑想は皮膚の感覚から意識へと没入していきます。
Buddhaも本当に人間だったのだなあと実感します。
時空を超えて解脱するまでには、相当な時間座り、忍耐と時間がかかったことでしょう。

自分を乗り越えるその強さあってこその慈悲心。

Buddhaの教えである般若心経は、お寺で粛々と詠まれていますが、サンスクリット語だとわかりやすいですよ。
Buddhaが比丘たちに晴々と語る教え(般若心経)が、ドキュメンタリーだったのだと感動しています。

まずは、ヨガで粗大な身体から整えましょう。
微細な身体については量子力学を少し勉強するとわかりやすいです。

これから、ますます楽しみです。

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中里 えみこ

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中里えみこプロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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