塾講師、家庭教師、講師が気を付けるべき、保護者との接し方
学習塾や家庭教師=学校ではない
そもそも、学習塾や家庭教師は何のためにあるのでしょう?
その答えは…、
学校で学んだ学習内容の理解をより深め、それらを活用して様々な問題を解くことが出来るよう、思考の幅を広げるためです
学校での授業には限界があります。それは、授業時間数やクラスの人数、成長や理解度の差といった様々な要因で、生徒一人一人に密接した授業展開をしていくことが難しいからです。
学校で出来ることは何か。出来ないことは、何があるのか…。
足りていない部分や出来ていないことを、生徒も保護者も自覚し理解しているからこそ、学習塾や家庭教師にお願いするのです。
ですから、保護者もそして生徒自身も学習塾や家庭教師に対して、学校以上のより深い内容と指導テクニック・納得のいく学習方法を求めているのです。
生徒にわかりやすく説明し、信頼される講師に
学校と違い学習塾や家庭教師は、常に「結果」が求められています。
生徒にとってわかりやすい指導方法かどうか、その後の成績や成果がどうか…、今までの実績はどうなのか…。
教科に対して苦手意識や、勉強への意欲が無い生徒もいるでしょう。それでも、「このままでは、いけない。」「なんとかしなくては…。」という気持ちで、保護者も生徒もくるのですから、なによりもわかりやすい説明の仕方が大事といえます。
講師としての「説明の仕方」には様々ありますが、板書の仕方を工夫することや、机間巡回をして、生徒の進み具合に応じて近くでフォローすることも指導方法の一つです。
そして、その説明を印象づけて記憶に残るような、講師の「人柄」やジェスチャーといった「態度」も重要といえるでしょう。近年増えてきた教育の地域間格差をなくす学習方法として、映像授業を展開する予備校や学習塾も増えました。全国どこにいても、同じ内容の講義を受けることが出来るということで人気がありますが、その人気の一つに授業を担当する講師の人柄や印象、指導のテニックが挙げられます。
人を惹きつける講師というのは、自信に満ち溢れ、生徒からみてもユニークな人が多いです。声に張りがあり姿勢も堂々としていて、瞳に輝きがあります。そして生徒に、「この先生の指導についていけば、わかる!」と思わせるだけのオーラがあります。
このように、生徒の目線で「聴く側」を意識し、授業展開や指導のテクニックを常に模索し「わかりやすさ」を追求している講師は、生徒の信頼も厚く講義の価値や評価も高いといえます。
分からなかった問題が解けたという達成感や喜びに生徒を導く「説明の仕方」を、今一度見つめ直してはいかがでしょうか?
生徒への話し方と、保護者との話し方をしっかりと変えること
大学で医学部や教育学部を専攻している生徒のほとんどが、
「私たちには、就職活動とかないので、ビジネスマナーは必要ない。」と、
こたえます。
本当に、それでいいのでしょうか…?
学習塾や家庭教師の現状として、近年個人指導、個別指導の需要が急増し、大学生のアルバイトも多くなりました。その大半は、医学部や教育学部の学生です。確かに指導ができる学生ですから、知識・教養に優れていると思いますが、社会人としての一般常識をわきまえるといった点では、どうでしょうか?
保護者は子供の勉強の結果ももちろん重要視していますが、講師の人柄や第一印象、礼儀や社会人としてのわきまえ方を、それ以上に見ています。
ですが学生アルバイトの現状は、生徒と接する時間が長く自分自身もまだ学生という意識が抜けない為、保護者との会話もまるで子ども達と話す時と同じようにしゃべってしまいがちです。
生徒や指導する子どもには、親近感のあるお兄さん・お姉さん的な存在といった会話でいいのですが、保護者と話しをする際は、相手を立てて丁寧な言葉遣いや敬語を使うことが望ましいでしょう。
「自分はまだ、学生だから」・「この仕事は、単にアルバイト」だと思っていても、生徒も保護者も『先生』と呼びます。
『先生』と呼ばれるに見合った、人柄・態度・印象を意識し、自分自身も社会人として成長していく必要があるのです。
知識が豊富なだけの先生ではいけません。その人の人間性がにじみ出て、この人なら!思わせることが出来る、立派な社会人であるからこそ、『教育という仕事』に携わることが出来るのです。
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