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谷澤優花

人を敬う心“接遇”を伝えるビジネスマナーのプロ

谷澤優花(たにざわゆうか)

谷澤優花

コラム

塾講師、家庭教師、講師が気を付けるべき、保護者との接し方

教師・塾講師のためのコミュニケーションマナー

2015年5月19日 / 2015年5月20日更新

塾講師、家庭教師、講師という「師」のつく職業の「力」の使い道

塾講師、家庭教師、講師という「師」のつく職業について考えてみましょう。みなさんご存知の通り「師匠」の『師』です。
この漢字は、子弟を教える者・人の手本になる人、先生という意味です。
弁護士・消防士・栄養士といった「士」がつく仕事と同様、『専門の知識と技術を持って仕事する』という点では同じですが、「師」のつく仕事は、その意味にプラスα『教え導く=指導する立場』という意味が加わります。
それを踏まえると…生徒からすれば講師は「師」であるため、教える者と学ぶ者として上下関係が生まれます。では、生徒の保護者に対しては、講師としてどのような態度で接するべきなのでしょうか?

保護者との接し方でしてはいけないことの一つに、専門分野である知識やノウハウをひけらかし講師が一方的に話すような、面談での状況が挙げられます。つい保護者の前で「ご存知ないですよね…。」という前提で、話を進める先生や講師もいますが、そういった態度は相手の立場(保護者の立場)になって考えた時、どのように映るのでしょうか?

保護者から「この講師にお願いして良かった。」と思って頂けるのは、
生徒の様子や学習の取り組み状況、勉強に対する熱意や意志、そして成績や結果といったことをお伝えする時の、講師の態度と会話の仕方で決まるといっても過言ではありません。
保護者に対して上下関係が生まれるような話し方では、せっかく講師自身が生徒に行ってきたこれまでの苦労が、台無しになってしまいます。
保護者として相手を尊重しながら、伝えるべきことをしっかり述べられる「師」である為に、社会人としての会話力(丁寧な表現や、敬語)は必須です。
そしてアイコンタクトを取りながらあいづちを打ち、保護者の話に対して「共感している」ということが伝わる、聴く姿勢と態度が必要と言えるでしょう。

講師としてときには保護者から生徒を守ることも大切

前述にもあるように「師」としての「力」の使いどころは、自分の講師としての評価や実績を上げるためではなく、自分を信頼し学びにくる生徒のために、そして大切なわが子を自分に託してくれた保護者のためにあるべきです。
「師」としての「力」は、時には生徒を保護者から守るためにも使えます。

先生と生徒

例えば、保護者は塾や家庭で講師と一緒に進めてきた学習過程を知りません。保護者の元に届くのは、子供が学校から持ち帰った、テストの結果です。過程を知らない保護者の中には、子供を「結果」だけで判断する人もいます。結果が悪ければ子供を叱りつけ、なじる親も中にはいるでしょう。

しかし、講師は生徒がこれまで頑張ってきた学習過程を知っています。こういった時には、講師は保護者に迎合するのではなく、生徒と保護者どちらの気持ちも考えて、発言や行動しなければなりません。
自分の生徒が一生懸命、塾での授業や学習に取り組んでいたのなら、そういった生徒の姿や具体的な成果を伝えましょう。その上で今後の対策や方向性を、明確にしていけばいいのです。

「師」として与えられた発言力の大きさは、自分以外の誰かのために使うことが、正しい使い方なのではないでしょうか。

塾講師、家庭教師、講師としての言葉遣いとは

このように講師という職業は、生徒からも保護者からも「教え導いてくださる人」と、尊敬の目で見られているからこそ、それにふさわしい正しい言葉遣いと会話力が必要といえます。そして何より、「言葉を選ぶ」ことも大切です。
憶測で話しをするのではなく、保護者の今欲しい情報に則して、言葉を選んで伝えることが望まれます。
では、どのようにして、保護者の欲しい情報を得ればよいのでしょうか?

その答えは…、保護者の方にたくさん話をしてもらうといいのです。
保護者が7割話し、講師は3割程度、相手からの質問に対して答えるといった話し方を意識すれば、情報を多く得られます。そうすることで、保護者の会話の中から『今、欲しい情報』の「糸口」が見つかります。
その糸口から、
1.生徒の最近の様子や状況
2.その成果・結果
3.今後の方向性
といった、的をしぼった内容を順序立てて話していくと良いでしょう。

教え導く「師」として、生徒だけでなく保護者からも人間的に信頼を得る為には、限られた時間の中で、保護者と話が出来るというチャンスの際に、「言葉を選び」いかに円滑に会話を進めることが出来るかが、カギといえるでしょう。

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