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谷川由紀

人材開発・組織開発・アンガーマネジメントのプロ

谷川由紀(たにがわゆき) / 社会保険労務士

高松太田社労士事務所

コラム

私がアンガーマネジメントを伝える理由

2020年1月1日 公開 / 2021年1月22日更新

テーマ:アンガーマネジメント

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: アンガーマネジメント

2020年、あけましておめでとうございます。

●2019年、「アンガーマネジメントを伝える活動」では124回の登壇機会をいただきました。
ライフワークとして取り組んでいるアンガーマネジメントを伝える活動。

・行政書士会や社労士会等
・気象台や矯正管区などの行政機関
・県や市、PTA主催の再就職支援や子育て支援団体主催の保護者向け
・保育園児や小学生などの子供達(キッズ向け)向け
・民間企業で「ダイバーシティー(多様性)」や「働き方改革支援」「ハラスメント防止」のテーマにて 等‥

アンガーマネジメントの技術を伝える機会を、想定以上にご依頼いただきました。





●「私のことを馬鹿にした」と誰とでもケンカをする

よくある話ですが、私も幼少期の頃から、常に親のイライラした感情に触れながら過ごしていました。

誰とでもすぐに喧嘩をする母から、「唯一の味方」として愚痴や悪口を日々、吐き出されながら育った私は、他人とどのように良好なコミュニケーションをとれば良いのか分かりませんでした。

子供ながらに呪文のように人の悪口や批判を聞くことに疲れ、母に反論したり諭そうとすることも。
でも、その都度逆鱗にふれ、同じ環境にいた兄は鬱に。

「変わった子」と言われることが辛く、その状況を乗り越えるために沢山の本を読みあさりました。そして、大学生になり、社会人になり・・・。

それなりに周りの人とコミュニケーションをとれるようになりましたが、ある日、自分が子育てに直面した時に、「私のことを馬鹿にして!」という大嫌いな母の口癖を、娘に言っていることに気づき愕然としました。


●怒りっぽいのは性格ではない

そして「アンガーマネジメント」に出会いました。

私達は、幼少期の頃に出会う身近な大人の言動に影響を受けて育ちます。
出来事に対し、常に怒りの感情を持ち出す母の感情の癖を自然に身に付けていた私は、自分の言動を見直し、主体的に自分の人生に対する責任をとることを再認識しました。

アンガーマネジメントを正しく学び、習慣化するためにトレーニングしたことで、怒りの感情で後悔することがかなり少なくなりました。

なにより生きやすくなりました。

精神論的なものでも抽象的なものでもなく、単なる技術です。
正しい知識と技術を学び、身に付けるぞという意欲があれば、習慣化すること ができます。


●誰もが「大切な人を大切にするために」

当たり前ですが、自分の感情は、自分でしかコントロールできません。

八つ当たりをしたり、怒りの感情を連鎖させず、自ら断ち切れる人を一人でも多く増やしたい。

そして、いじめや児童虐待をゼロにしたい。

今年もアンガーマネジメントを伝える活動を続けていきます。

この記事を書いたプロ

谷川由紀

人材開発・組織開発・アンガーマネジメントのプロ

谷川由紀(高松太田社労士事務所)

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