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うまさきせつこ(うまさきせつこ) / ダンスインストラクター

うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

現代人は正座・長座が苦手?

2020年5月21日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

股関節を折りたたむことが難しい子供が増えているが、
よくよく観察すると大人でも正座や長座、体育座りなど
床に座る動作が苦手だという人がとても多くなっている。

足首が固い、膝や股関節を折りたたむのが辛い、
座ると腰が曲がってしまうという人が大変多いのである。

足首が固いのは足裏を適切に踏めていないからであり、
膝が折りたたみにくいのは腿が固まり、
骨盤と脚が分離できずに
これも固まったままで股関節が折りたためず
力がはいってしまい、膝裏にお肉が集まるから。

背骨をしっかり伸ばすことが難しい状態で苦労されている。
背骨が伸ばせる状態にするには、
体幹の底が(お尻の底)床方向に向く状態にできれば
骨があるべき位置に収まってくれる。

はみ出したお腹の肉、脇の肉、お尻の肉も
位置感覚が明確になる体の習慣がつくと
徐々にスッキリしてくる。

体幹を鍛えるとか、筋トレをするよりも、
体が喜ぶ自然な体の流れができれば体が無理なく使え、
使える体は機能美も備えている。

私は剣の使い手である宮本武蔵を逸話でしか知らないが、
おそらく体幹の感覚に優れた人であったのだろうと思っている。
手や足から使うのではない体幹コントロールが
きっちりできる人であったのだろうと思われる。

剣を使うことはなくても体幹コントロールは
現代に生きる私たちの日常生活にも充分に役立つ。


長座できない

表記の正座・長座のうち、うまくいかない長座を
背中を丸くせずに無理なく伸びられるやり方を写真で撮ってみた。
足裏を土踏まずが伸ばせ、脛骨直下を押せる状態にすると
力の流れは体の中心に向く。

股関節を引き込むと
(脚主導の習慣であると脚は体幹の外に常にあり、
脚の力に体幹がついて行ってしまう)
体幹の底が床に対して広い面でつき、
背骨が伸ばせる状態になる。

ここで後ろにスライドさせてしまう人もあるが、
そうではなく引き込んだ力を背骨につなげていく。
胸郭も形があるままキープして伸ばすと、
自然にお腹が伸びてくれ、体幹の底と背骨でできる
「L」字の角が尾てい骨になっている。

これを床方向に押しながら背骨を反らさず
体の裏側で伸ばしてやると無理のない長座が完成する。
文章だけでは難しいが、
ただの正座や長座でなく、体幹に繋がるあらゆる要素を含んだ
「美しい正座・長座」は究極のストレッチ」であると私は思っている。
これは椅子でも応用できる。

ただ文章や写真だけでは「できない!」と思う人は多いだろう。
動画は写真と文章よりはわかりやすいが
見ただけでできる気になってしまう人も少なくない。
この写真を見ただけでできるくらいならだれも苦労はされない。

自分で「これ!」と実感できる感覚を覚えていくために
「美しい正座や長座」に至るつながりを
練習する必要がある。

さて、自粛解除になるだろうか。
そろそろ新規講座のスタートも考えていきたい。

5月 ZOOMミーティング(無料)、パーソナルWebレッスン
ご登録頂くと、ご案内、申込フォームをお送りいたします。
オンラインレッスンをお受けいただいた方のご感想
体幹を作るあらゆる要素を含んだ「美しい」正座は究極のストレッ(2020年2月7日 )

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