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うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

骨盤からはみ出さずに前後開脚する時、流れはどうなっているか

2019年6月27日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

骨盤からはみ出さずに前後開脚する時、流れはどうなっているか

骨盤からはみ出さずに中心から脚を前後に分けるとき
流れはどうなっているかを
説明してみたい。

中心から脚を前後に分ける
中心から脚を前後に分ける時には
脚主導で分けるといとも簡単に体が歪んでしまう。
写真のように前側の股関節を引き込み
後ろ側の骨盤は中心に締めながら
肋骨から前を向くようにして
骨盤が立ってしまわないように脚側方向に傾ける。

この2枚のタオルの中には中心に棒を入れている。
左右の骨盤が並ぶようにということである。

中心から前後に分ける体の流れ
人の体は厚みもあり、タオルと棒のようにはいかないが
背骨を中心として左右の体半分ずつの
それぞれの流れを分けて使っている。

骨盤からはみ出た前後開脚
中心から分ける意識がない場合
後ろ側の脚を引く感覚が強くなり
背骨を伸ばすことへの意識が薄くなって
ベクトルは片方向になって
御覧のように歪む。

前側の脚に乗り込んでしまうと
後ろ側は送ることが難しく中心から分けられない。

背骨に還す流れ
2枚目の画像をタオルと棒で例えてみると
流れはこんな風になる。
前側の股関節を引き込んで背骨に還す。
後ろ側の骨盤を傾けて、股間節内側からかかと、親指方向に
流れを作り、かかとから中心に還す流れがいる。
中心から脚を前後に分けても体幹の底の方向は同じ(2019年6月18日)
パンシェや前後開脚、体幹の底につながる脇(2019年6月17日 )
パンシェー背骨を使って骨盤幅からつなげる2(2019年6月14日)

前後開脚など、中心から脚を分けるのに
背骨を双方向に使えていない人は結構多く
頭でわかっていても脚だけを何とかしようとしていることが多い。

背骨、片方向のベクトル
背骨、双方向のベクトル
前後開脚やアラベスク、パンシェなどでは
背骨や腕から脇、肩甲骨の双方向のベクトルが
とても大事になる。

上の画像ではおしりを引くことだけになって片方向であるために
背骨は使えず、お腹や脇は縮んで助けになってくれない。

下の画像はこれらをつなげて双方向のベクトルがあれば
股関節に自然に引き込まれる感覚を感じてもらうために
してもらったこと。
「股関節が引き込まれていくのがすごくわかります!」

後ろ脚側の肩甲骨と腕をつなげて床や壁を押すと
股関節、脚までつながるのが実感できるが
これを教えて、前後開脚をしてもらうと
腕のついた場所をズルズル後ろへ移動させる人がある。

これは背骨や脇が伸びていない、つながりができていない
ということである。
脚を分ける作業は、脚だけでは満足にいかないということを
改めて再認識してほしい。

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