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コラム
背骨の可動域を出すーお腹に力が入ってしまう
2019年6月26日 公開 / 2021年3月3日更新
背骨の可動域を出すーお腹に力が入ってしまう
背骨の可動域を出すのに、しならせようとして
特に丸くなろうとして、お腹に力が入ってしまい
ぽこっと塊ができてしまう人がおられますが
そうなったときには
意識の方向を変えてみましょう。
お腹に力が入るときには背骨への意識は薄くなってしまっています。
背骨への意識といっても
骨自体はそのままでは動くわけでなく
骨の周りの筋肉や腹筋を使っていますが
お腹に力が入る人は
お腹自体を外側の一番端っこから押し付けるように使っています。
骨に近いところは単に押し付けられただけ。
画像では肩甲骨が上側に蝶番のある扉が開くように
肋骨との間に隙間が空き
胸椎から骨が一つずつ、それから腰椎も同じように
ひとつずつ動いていきますが
一つずつ動きながら、体幹の底を骨に沿って
広げて押すようにして背骨がしなります。
床や壁に背中がつくようにしたときにも
反り腰の人、きわきわの流れを作りましょう(2019年6月24日)
で書いているように背骨は単に上下に引き合っているのでなく
しなって少し丸く感じる状態になっています。
この時のお腹に力が入らずに骨に沿うには
ハンカチのしわを伸ばすのに両方の手のひらで
圧をかけながら引っ張るのに似ています。
赤い丸が並んでいますが
ここにひとつずつ圧をかけながら引き合うようにしてみると
結果的にお腹はぺたっと背骨に沿って
骨と同じようにしなって伸びます。
昨日のコラム機能的な中心に締まった筒の体(2019年6月25日)も
圧の程度の差さえあれ
同じような意識で使っているのです。
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