開脚から痛みなく脚を回す意識付け
反り腰の人、きわきわの流れを作りましょう
反り腰の人は骨盤が前傾しやすく
体幹の底を感じにくく、背骨をしっかり使いづらい状態に
なりやすいです。
その際、お腹はポコッと出て、胸郭の形が見えず
意識するところが曖昧でわからなくなってしまいます。
「骨の位置感覚を明確にする」と言っても
骨自体を意識して動かそうとすると
固まってしまいがちです。
まだ動画は出していませんが
背骨の可動域を上げるための使い方をしてもらい
そこで感じられた丸くしなった背中を使って
力の流れが床に接している面のきわきわを通るように
してもらいました。
まず肩甲骨と腕の付け根、そこからの腕の流れは体の皮きわきわを通るように
そこからつながった背骨の裏の流れも際際を通ります。
文章と写真で表現するのは難しいのですが
カレーライスの入ったお皿にラップをかけて
レンジでチン!して
しばらく忘れていた時の状態を思いうかべて下さい。
お皿の形は変わらなくても、ラップはお皿の形に張り付いて
中身のカレーも薄く長く引き伸ばされています。
自分のお腹をそのイメージで使った時には
胸郭の中にお腹は納まって伸びている状態。
背骨はしっかり使えて
体の裏側でコントロールして、股関節を分けたり
体幹の底をしっかり押せる状態を作ることが出来ます。
上の写真は、股関節そのものから動かすのでなく
遠隔的に外旋させた状態。
下の写真は反り腰の場合、背骨を床につけようとすると
体幹の底が上に上がってしまって骨盤と脚が分けられなったり
体幹の底を下げようとすると背中が浮いてしまったりするのですが
胸郭の中からお腹が続く状態で
骨の位置感覚が明確になり
背骨のしなりを使って
小さな作業で、つながる体幹の状態に出来ています。
どちらも胸郭ははっきり見えて、厚みがあります。
部位は違っても考え方は骨盤幅に脚を収納してスッキリと長く使える脚に
(2018年8月18日)と同じです。
反り腰でも、骨盤を後傾させても
お腹が縮んだり、背骨が反る状態では
体の繋がりは出来ません。
しなって伸びた背骨を使うと細かい小さな動きで
つながる流れができてきます。