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うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

「脇の引き込み」も段階を経て

ボディコントロール

2018年6月30日 / 2018年9月21日更新

「脇の引き込み」も段階を経て

「脇の引き込み」の感覚がよくわからない、という人は多い。
ある程度感覚が出来た人でも、
すんなりいく方とうまくいかない側があったり
片方は違和感なく出来るのに
片方は固まってしまったりもある。

自転車に乗る練習をする時は、とても乗れる気はしないが
初めは危なっかしく、おぼつかないのが
慣れてくると、グラグラしなくなって、細かな動作が出来たり
小さな操作で乗ることができるようになるのと同じ。
どんなものでも段階がいる。

引きこめていない脇
腕を真上に上げる時に
こんなふうに曲がっている時は
脇は引き込めていない。
肩甲骨~肘の引き合いがなく、推進力はないので
伸びていそうに見えても
二の腕は縮んでいてお肉がつまめる。

引きこめていない脇2
引きこめている脇
腕を横に引っ張ってみた。
上の画像は肩が上り、前肩で固まっている。
腕を上げても詰まっていて短く見え、
腕は自由に動かない。
胸にも力が入り、体幹は通ってくれない。

下の画像。
腕を違う人が外に引っ張っている。
腕が引っ張り出されて、そのまま引っ張り続けると
体がついていってしまう。
腕は引っ張られたまま、腕の力を使わず
鎖骨を引き続けて、肩甲骨を回し下げつつ
肩甲骨と肋骨の間を開けるようにしながら
自分の中心に戻してもらった。

インナーの深いところまではまだ感じてはおられないが
引き込みのイメージは出来た。
更に昨日のコラム腕の上げ下ろしも最小限の操作で
でしているようなことも説明し、誘導した。

まずイメージ。
腕はその場で引っ張られたまま
脇側面を
「カネを出せ!」
と、ナイフを突きつけられたと想像してみて。
どなたでもナイフから遠ざかろうと
自分の身を引く。
腕は引っ張られているので、
脇は自分の方に寄る。

それをやってみて、よくよく感じてみると
脇は寄ったが
肩甲骨が、ただ下にだけ下りていて
はがれていない状態に気づいたり
固まっているところがあったりするのに気づいたりする。

次はそこが固まらないようにするには
どうするか考えていく。
意識が部分に集中しているので
もっと中の方をどう使うかの感覚が
少しずつ段階を経てできていく。

感覚を育てるには段階がある。
同じ角度ではできても、体勢が変わると
頭の整理も、体の理解もすぐには追いつかないが
インナーの感覚が徐々に深くなって
気付いたら、細かい操作ができるようになっている。

自分が頭で考えることと、体が行うことに
初めは差がある。
これを頭にしっかり入れておいてほしい。
何度もやっているのに「うまくいかない」と言われる人の多くは
頭と体がやっていることの差異に気づかずに
「おかしい」と思っていること少なくない。
やってみては点検していくことがいる。
「うまくいかない」時には、自分の中でイメージしていることと
実際にすることに違いがある。

辛い時、小さく使って脇、肩甲骨、背骨によく効くストレッチ
体の方向を変えた時、自然に湧きの引き込み方、通し方がわかる。
胸椎を使ったりすると、より明確な感覚が出来る。
どう動かせば流れが遮られたり
無理なくつながるかもシミュレーションできる。

これも自分の指令とセンサーが合致していなければ感じられないが
四肢でなく、体幹が動いて操作することを体が覚えてくれるまで
時間がかかる。
それはごく当たり前のことで、誰もが例外ではない。
すぐにうまくいかないのは自分だけではない。
みんなその道を通る。

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