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コラム
いらない力を抜き、方向を合わせて張りを作る
2017年4月9日 公開 / 2021年3月3日更新
いらない力を抜き、方向を合わせて張りを作る
昨日のWSは、股関節周りのことが中心だったが
力が入りがちな部分が楽に抜けて
がんばらないで張りが出るように、いろんなアプローチをしてみた。
前肩になり、肩が詰まり、縮んだ腕。
吊り上げられて盛り上がっていた腕の力、脇の詰りを抜いて
肩甲骨と腕のラインを誘導して揃えた。
ほんの少しのことであっても
ちょっとした向きの違いで、詰まりやすくなったり、伸ばすことが難しくなったりする。
自分でも調整できるように覚えて頂いた。
膝は内、膝下は外向きで「く」の字になったX脚。
膝裏、足首の力を抜いて、方向を合わせて伸ばせるようにして見た。
「張り」の感覚が感じにくかった人。
かかとが中心に向くベクトルを作ると
しっかり張れるようになり、方向を揃えて外へ向けることができた。
参考:股関節を引き込み張りのあるプリエが感じにくいとき
軸が取られないタンジュ
昨日、公開している固いハムストリングスを伸ばして立位体前屈
を早速やってもらうと、こんなふうに無理なくできている。
初めて来られた時にはカチカチだった方が、どんどん変わって行かれている。
こちらはハムストリングスがなかなか伸びなくて、前屈すると背中が丸くなってしまっていた人だが
坐骨~かかとがほぼ垂直の状態で引き合えるようになった。
手を早く着こうとして、肩甲骨と脇を同じラインにしておくことを忘れてしまうので
立っている状態と同じまま、股関節の引き込み、脇の引き込みを意識してもらった。
この脇の状態で、脇を引き込んだまま腕を下ろせば
手のひらが床に無理なくつく。
派手な激しい動きをしている訳ではないのに
インナーマッスルを使い、細かい意識の差でできることをしているので
体が熱くなっている。
小さな調整でできることをしていき、その違いが感じられた時は
心からの笑みが湧いてくる。
いい笑顔がそこかしこに咲いた。
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