感覚を鍛える
日本人は椅子に座っている時間が長いということを
知ってから、立つことを意識している今日この頃です。
皆様は、このコラムを座って読んでいただけてますか?
それとも寝そべって(^_-)-☆
まさか立って読んでいただいている方はいらっしゃらないですかね(笑)
現代人に多い姿勢の一つに、猫背
あっ私のことだ!!と瞬間に姿勢を正した方いませんか?(笑)
人間は視覚(眼)、体性感覚(皮膚)、前庭器官(三半規管、耳石)
を通して、これらから得た情報をもとに、脳で統合され、そこからの指令により姿勢を
とっています。
猫背の姿勢だと、頭が前方に突出しています。
最初は首回りが違和感を覚え
もとの姿勢に戻そうとします。
しかし日常の姿勢で猫背の状態が長く続くと
もとに戻しても、戻したつもりになり、時間とともに
もとの位置が分からなくなるくらい感覚が鈍ってきます。
そうなると、もとの姿勢が分からなくなり、
不良姿勢が当たり前の姿勢になってしまう。
猫背に限らず、不良姿勢はおおよそこのような過程を通じて
完成します。
改善するには、まず一般的に言われる良い姿勢の状態を
体に記憶させる必要があります。
※これは専門家に見ていただいて評価してもらうことをお勧めします。
ただし、よい姿勢でずうっといることは現実的ではないです。
人は様々な動きをします。
先ほど書いたように、パソコンの前で仕事をされる方は
頭が前方に突出する姿勢になることもあります。
その姿勢が長時間続かないように、時々記憶している
良い姿勢に戻すことを意識すると良いでしょう!
鏡をみて確認することもいいし、時々専門家にも
姿勢のチェックをしていただくのもお勧めです。
不良姿勢が続くと、体のどこかに違和感が出ます。
それを見逃さないのも大切です。