BtoC海外販売で成功に必要な、現地のデザインセンスにあわせた商品パッケージの考え方

松本尚典

松本尚典

テーマ:年商1億円 経営戦略 マーケティング


1、BtoC商品パッケージは、マーケティングミックスの重要な要素


商品を販売する場合、その商品が、ディストリビューターなどのBtoB大量販売の対象か、BtoCの個別販売対象かによって、マーケティングミックスの方法が異なります。


参考知識 マーケティングミックスとは?
マーケティングミックスとは、企業がマーケティング活動を行う際の検討要素を言います。
4P戦略が有名です。

4P戦略とは?
・Procuct戦略 商品戦略
・Price     価格戦略 
・Place    販路物流戦略
・Promotion  販売促進戦略 


BtoBとBtoCでは、販売促進法が異なるだけでなく、商品戦略の一環である悪商品パッケージも、また、異なります。
特に、BtoCの個別販売では重要な検討要素となります。

更に、海外での販売の場合、企業のブランドや商品認知度が高くないため、国内販売以上に、パッケージデザインが、重要な販売のファクターになります。


海外 商品パッケージ


2、重要な検討要素は、国ではなく、宗教・民族・所得層のコミュニティ別


僕はよく、URVグローバルグループの総合商社事業で、輸出をお引き受けする企業様から、
「●●国で売りたいのですが、今のパッケージのままで大丈夫でしょうか?」
という質問を受けます。

海外販売に精通している企業は、国ごとのパッケージではなく、販売コミュニティごとにパッケージを検討します。

国内での販売の場合、顧客像を計画的に意識するペルソナという手法を使って、マーケティングを行いますが、海外販売の場合、顧客ごとのペルソナではなく、コミュニティごとのペルソナを設定する方法を、弊社では使って、デザインを決定しています。

例えば、シンガポールには、中国南部の福建省出身者が、最大のコミュニティを形成しています。次いで、イスラム教のマレー系コミュニティ、そしてヒンズー教のインドコミュニティが続きます。

シンガポールで商品を販売する場合、シンガポール向けの商品パッケージという考え方はありえず、日本企業の商品の場合、


・中国南部の福建省を中心とした富裕層コミュニティ
・中国南部の福建省を中心とした中間層コミュニティ
・イスラム教のマレー系コミュニティ
・ヒンズー教のインド系富裕層コミュニティ


このいずれのコミュニティを対象とするのかによって、商品デザインは全く異なります。

シンガポールの場合、上記3種以外の人種では、中華系コミュニティが最も豊かで、インド系がそれに続きます。マレー系は、最も所得が低い層に位置しています。

このようなエリアのコニュニティを分析し、そのどのコミュニティをターゲットとして、販売をおこなうかで、そのコミュニティごとのデザインが決まってくるのです。

コミュニティは、世界のどこでも、宗教・民族・所得層の3要素で決まってきます。これを基礎に分析し、デザインをきめてゆくのです。

弊社では、海外販売用の商品パッケージデザインを、現地のコミュニティに精通したリサーチャーと、日本のデザインナーがチームで行ってゆきます。

是非、以下のページをご覧ください。


海外販売用商品パッケージデザインプロジェクト
https://urv-group.com/services/marketing/product-package-design/

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専門家

松本尚典(経営コンサルタント)

URVグローバルグループ 

経営者の弱みを補強して売上を伸ばし、強みをさらに伸ばして新規事業を立ち上げるなど、相談者一人一人の個性を大切にしたコンサルティングで中小企業を成長させる。副業から始めて、独立で成功したい人も相談可能。

松本尚典プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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