コロナ禍で注目された「親しい人との繋がり」のソリューションをビジネスチャンスに シャフト株式会社
1、BtoC商品パッケージは、マーケティングミックスの重要な要素
商品を販売する場合、その商品が、ディストリビューターなどのBtoB大量販売の対象か、BtoCの個別販売対象かによって、マーケティングミックスの方法が異なります。
参考知識 マーケティングミックスとは?
マーケティングミックスとは、企業がマーケティング活動を行う際の検討要素を言います。
4P戦略が有名です。
4P戦略とは?
・Procuct戦略 商品戦略
・Price 価格戦略
・Place 販路物流戦略
・Promotion 販売促進戦略
BtoBとBtoCでは、販売促進法が異なるだけでなく、商品戦略の一環である悪商品パッケージも、また、異なります。
特に、BtoCの個別販売では重要な検討要素となります。
更に、海外での販売の場合、企業のブランドや商品認知度が高くないため、国内販売以上に、パッケージデザインが、重要な販売のファクターになります。
2、重要な検討要素は、国ではなく、宗教・民族・所得層のコミュニティ別
僕はよく、URVグローバルグループの総合商社事業で、輸出をお引き受けする企業様から、
「●●国で売りたいのですが、今のパッケージのままで大丈夫でしょうか?」
という質問を受けます。
海外販売に精通している企業は、国ごとのパッケージではなく、販売コミュニティごとにパッケージを検討します。
国内での販売の場合、顧客像を計画的に意識するペルソナという手法を使って、マーケティングを行いますが、海外販売の場合、顧客ごとのペルソナではなく、コミュニティごとのペルソナを設定する方法を、弊社では使って、デザインを決定しています。
例えば、シンガポールには、中国南部の福建省出身者が、最大のコミュニティを形成しています。次いで、イスラム教のマレー系コミュニティ、そしてヒンズー教のインドコミュニティが続きます。
シンガポールで商品を販売する場合、シンガポール向けの商品パッケージという考え方はありえず、日本企業の商品の場合、
・中国南部の福建省を中心とした富裕層コミュニティ
・中国南部の福建省を中心とした中間層コミュニティ
・イスラム教のマレー系コミュニティ
・ヒンズー教のインド系富裕層コミュニティ
このいずれのコミュニティを対象とするのかによって、商品デザインは全く異なります。
シンガポールの場合、上記3種以外の人種では、中華系コミュニティが最も豊かで、インド系がそれに続きます。マレー系は、最も所得が低い層に位置しています。
このようなエリアのコニュニティを分析し、そのどのコミュニティをターゲットとして、販売をおこなうかで、そのコミュニティごとのデザインが決まってくるのです。
コミュニティは、世界のどこでも、宗教・民族・所得層の3要素で決まってきます。これを基礎に分析し、デザインをきめてゆくのです。
弊社では、海外販売用の商品パッケージデザインを、現地のコミュニティに精通したリサーチャーと、日本のデザインナーがチームで行ってゆきます。
是非、以下のページをご覧ください。
海外販売用商品パッケージデザインプロジェクト
https://urv-group.com/services/marketing/product-package-design/