年商5億円まで伸ばした副業をどう始めて、拡大したか? ~僕は、こうやった!~
前回のコラムでは、事業アイデアをどう出すか、について発信しました。
今回は、独立に繋げることができる副業を起こすために、どう事業アイデアを出すか、に関する「発想の着眼点」について、語って参ります。
「事業アイデア」は、「ヒラメキ」なのか?
前回のコラムで発信した、事業アイデアをどう出すか、のノウハウは、いわゆる、ヒラメキをどう導くか、ということのノウハウです。
しかし、事業アイデアは、このヒラメキだけでは、不十分です。
事業のアイデアを考えるとき、事業企画の初心者ほど、「ヒラメキ」=「事業アイデア」だと思ってしまいます。
例えば、テレビ番組で、成功した経営者の出演する番組を見ると、事業のアイデアのスタート段階では、ヒラメキを重視されています。消費者の話や、自分の身の回りのヒトや出来事
の中で、
「あ! これ、いいかもしれない!」
とヒラメいて、事業をスタ-ト、しました、という、成功談は、確かに多いわけです。
しかし、ここで、注意が必要なことがあります。
成功している経営者が、本やテレビ番組で、「ホントのホント」を語るはずがありません。
もちろん、彼らが嘘をおっしゃっているわけではありません。おっしゃっていることは本当のことなのですが、テレビや本では「あえて、おっしゃっていないこと」が、多々あることを十分想定して、お話を拝聴しなければならないのです。
事業アイデアの着眼点には、「What?」と「How?」がある
企画のプロの方が、企画書を策定する場合、その基本となる着眼点は、「5W1H」です。
どんなプロの方でも、企画のディティールに構想を進める前に、必ず、「5W1H」を考えています。5W1Hは、いわば、企画の骨組み、です。
When? いつ
Where? どこで
Who? 誰が
To whom? 誰に対して
What? 何を
How? どのように
この問いに答えることが、企画の基本の骨格です。
例えば、ピーター・ドラッカーは、その古典的名著である、「現代の経営」の中で、「顧客は誰か?」の問いを発することこそ、経営戦略の原点であるとおっしゃっておられますが、これこそ、「To whom?」に答える、企画の基本骨格の最重要要素である、というご指摘です。
さて、その5W1Hの出発点は、以下の2つの問いかけへの答えです。
What? 何を
How? どのように
まさに、事業アイデアは、「What?」と、「How?」の問いに対する答えを出すところから、出発するのです。
「What?」はヒラメキ、「How?」はビジネスモデル
さて、先ほどの話に戻りましょう。
事業アイデアのスタートは、ヒラメキという話です。
このヒラメキは、「What?」に対する答えを出すことです。
何を売るか?
何のサービスを提供するか?
これに答えるには、日常のヒラメキが重要です。
しかし、このヒラメキだけでは、成功する事業を作ることは絶対にできません。
ここから、「How?」を詰めて考える必要があります。
これが、ビジネスモデルです。
Howを考える過程の中で、
When? いつ
Where? どこで
Who? 誰が
To whom? 誰に対して
の答えがおのずと準備されます。
つまり、こういうことです。
事業のアイデアを考える活動は、「ヒラメキ」+「ビジネスモデル」の答えを探す活動なのです。
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