【動画】おやすみ前に体スッキリ!「15分で出来るミニストレッチ」
こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。
今回は秀岳館高校サッカー部の、コーチによる暴力事件についての話題です。
私の場合は大人の人の指導が主ではありますが、
同じ「人に教える」という事を生業にしているので、
どうしてもこのような話題には注目してしまいます。
30代のコーチが生徒を殴る蹴るの暴力をふるっていた様子が
SNSに拡散されて問題が表面化したわけですが、
そもそも、あんな感じで例えば駅とかで他の人を蹴ったりしたら、
すぐ警察に連行されますよね?
まず人としてどうかというところなのですが。
指導者のみなさんに問う。怒るのはなぜですか?
私は指導の仕事をしていて、ほとんど怒る事が無いので、
なぜそんなに怒るんだろうと、むしろ不思議です。
暴力は問題外にしても怒鳴ったり声を荒げたりして怒る指導者って実際結構いるみたいです。
私の近くにもいます。
それを実際にその指導者に尋ねると、九分九厘
「いや、それはその人のためを思って言っているんだ!」
という答えが返ってきます。
指導で怒る人の2つのパターン
①その人のためと言いつつ、結局は自分の為の指導だから
指導で怒ってしまう人の大きな特徴として、
私は2つあると思っていますが、その1つめが、
自己満足の指導をしているという事です。
上にも挙げた通り、
「その人のためを思って言っているんだ!」と怒る理由を挙げるのですが、
それは本当にそう思っているのだと思います。
「俺(私)はこんなに一生懸命あなたに教えているのに、
何で出来ないの?何でわからないの?」
こんな気持ちが、つい怒りになってしまうのかもしれません。
でもこれはあくまで自分が勝手にそう思っているだけで、
相手はそう思っていない可能性があります。
相手に伝わらなければ、それは「良い指導(法)」ではありません。
そういう人は、「一生懸命教えている自分」が一番好きなのであり、
「自分が教えている事が正しい」と疑っていないのであり、
その自分の想いが伝わらないから怒るのでしょう。
でもそんな人がしている指導は、
自己満足の指導に過ぎません。
②指導の引き出しが少ない
「何でできないの!」「何度同じ事を言われるの!」
明らかにやる能力がその人にあるのにやらないのならば、
気持ちもわかりますが、
やろうと頑張っても出来ない人に言ってしまうなら、
それは相手はかわいそうです。
これは指導者側の責任転嫁だと私は思います。
私に言わせれば、それをどうやって出来るようにさせるかが、
指導者の仕事であって、「何で出来ないの?」は
単純にその時点で指導者側の力量の限界
だと思うんですね。
私ももちろん指導時に教えた事が体現出来ないケースがありますが、
その時は自分の方が「まだまだ力不足だな」と反省しますね。
それで次回のレッスンには改善を出来るように対策をします。
怒る・殴る指導者は、自分の事が一番だと思っている人です。
以前の日大のアメフト部の時もそうでしたし、
今回のサッカー部もそうですが、
こういう時にその指導者たちは生徒では無くて、自己弁護に終始しますよね!!
今回の高校の監督も、テレビにまで出て自己弁護に終始するという・・
子供達がみたら、さぞかし軽蔑するだろうなと。
今回ここまで書いてきた「結局は自己愛の強い人」という仮説がこれで成り立つんですね。
指導者というのは、
生徒や指導をしている対象の人を高みに引き上げるサポート役に徹するべきなのですが、
自分を主役にしてしまっているんでしょうね。
相手の事を考えて指導をする人は、
どうやって相手に伝えようかを常に考えています。
その結果どんどん伝え方の引き出しが増えていきますので、
様々なケースでいろんな対処が出来ます。
だからちょっとやそっとの事では怒りません。
むしろ、こうやって自分の事しか考えていない指導者・
自分は特別な存在であるかのように勘違いをして努力を怠っている人、
偉そうにしている人・・
そんな人達に対しては、すごく怒ると思います。
普段指導をしている人には、そういうところを肝に銘じて欲しいですし、
受ける側もそういう人かどうかを上手に見極めて欲しいものです。