バレエにも使える!キレイに見える立ち姿勢のつくり方 その2
こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。
今回は、ダンスやスポーツで上達するために、
筋力トレーニングやストレッチなどを取り入れている・
取り入れようとしている方におすすめの記事です。
ダンスやスポーツ上達のために、筋力トレーニングをするという人もおられるでしょう。
「体幹を鍛える」「足腰を強化する」などという名目で筋トレを勧められたという人もおられるでしょう。
今回は、筋トレなどのトレーニングが、体にとってどういう役割を担っているのか、
その上で一番最初にやるべき事って何なのかをお話しようと思います。
今回は車に例えて説明してみたいと思います。
トレーニングやストレッチを、車のチューンアップに例えると・・
筋トレとは、車に例えれば「エンジンのパワーアップ」
まずはベンチプレスやスクワットなどで重いバーベルを持ち上げる、
「ストレングストレーニング」についてです。
筋力アップのためのこれらのトレーニングは、車で例えるならば、
エンジンのパワーアップ
です。
今のエンジンの馬力ではスピードがもう少し欲しいので、
パワーアップをしてより速く走れるように、エンジンのパワーを上げる。
ウェイトトレーニングで得られる効果はこれに近いでしょう。
他に近い事といえば、
4輪のタイヤと車体をつなぐ部分についている
ショック・ダンパーをより競技用のものに換えたり
補強パーツをつけてボディを固めるような事が近いでしょうか。
インナーマッスルのトレーニングやストレッチは、
細かい部品の調整&取り替え
筋トレでもインナーマッスルという小さい中の方にある筋肉のトレーニングもあります。
ケガ防止にインナーマッスルの強化が効果的という人も多いですが、
これはやはり足回りの細かいセッティングや、
それらを車体とつなぐゴム部品などを交換する作業に近いのでしょうか。
タイヤは人で言えば手足にあたり、
足回り(サスペンション)は脚・腕の部分にあたりますので、
ここのコンディショニングをする事は、より速く走るためには車にとっても必須でしょう。
足回りのアライメント調整は車でもやりますよね。
筋トレやストレッチは車に例えればこんなところでしょう。
エンジンや足回りをパワーアップしても、
そもそもボディがゆがんでいたら・・・
しかし、このあたりを直したとして、
仮に車体が事故などで凹んだり歪んだりしていたらどうでしょうか?
おそらく思うようなパフォーマンスは得られないと思います。
車の場合は事故や大きな経年劣化でないと車体のゆがみはそこまで起こりにくいと思いますが、
人の体の場合、このゆがみが発生しやすく、
車ならばそもそも真っ直ぐ走れない状態である事もよくあります。
こんな状態では、なかなか高いパフォーマンスを得るのは難しいですし、
体をより壊す原因にもなってしまいます。
ですので、スポーツやダンス・バレエで、
特に大人が大きく上達をしていくには、
この歪んで壊れている体をある程度まともに動かせる体に修正する事が、最初に必要になります。
また車に例えますが、
「何かコーナーでふらつくんだよな・・」
という課題があった場合、
ボディや足回りを補強する以前に、ボディが歪んで無いかを確認し、
そのゆがみを修整しておく事が先に必要なんですね。
スポーツ・ダンス上達への第一歩は、
ボディをまず直し、基本的な体の「運転」の仕方を習得すること!
当方で行っている姿勢トレーニングは、
ここで言うボディのゆがみをみて真っ直ぐ走れる体に直すところ・
ここからスタートしています。
あともう一つ、当トレーニングで重視して行っている事があります。
それはまた車で例えるところの「ドライビングテクニック」です。
体をどう動かすかという、テクニックです。
結構ここは長年の「自己流」で身についてしまった動作がありますので、
それがまた競技上達の足かせになる動作だったりします。
車で言う速く走るためのテクニックが、
意外にも競技動作以前の基本的な身体動作である事って、
人の場合多いと感じています。
特にダンサー向けのレッスンでは無い、
私のグループレッスンに参加されているダンス愛好者の方が、
このレッスンに出た後にダンスのレッスンに行くと
先生に上手になったと褒められるようになったそうです。
ダンスやスポーツそのもののテクニック以上に、
それをやるために必要な体そのものの動かし方を知る事も上達には欠かせない事のようです。
それらは各競技を行う手前の事なので、
ゴルフ・テニス・バレエ・・・どんな競技にもマッチします。
筋トレや競技練習で、なかなか上手にならなくなってきた・・。
その理由は今回車で例えたような、こんな理由が根本にあるのではないでしょうか?
ボディの修繕と、基本的な運転の仕方。
ここをしっかりマスターして、より高いパフォーマンスを目指していきましょう。