筋トレをした方がいい人と、しない方がいい人。~体のタイプを知って、正しいトレーニングをしよう~
バレエ、ダンスなどをしていて、
思うように姿勢がとれない・先生にいつも注意される・・・
でもなかなか改善出来ない・・
という方に今回は読んでいただきたい、
「姿勢のつくり方」についてのお話です。
姿勢改善のために、体のどこに意識を持っていく?
姿勢を作る時の表現(キューイング)として、
「頭を高く・・上から吊られているようなイメージ・・」
「首を長く」
などの表現が思い浮かびますが、皆さんはどんなイメージで姿勢をつくられていますか?
確かに、普段の皆さんの姿勢は、
本来あるべき所より低い位置に頭があります。
ですので、「頭を高く」という表現は適しているといってもいいでしょう。
”頭を高く”するために、すべき事とは?
この骨格標本、形を維持するために吊されています。
吊しているのを切ったら、どうなるでしょう?
崩れ落ちますね・・
なぜそうなるのかと言えば、地球には重力があるからです。
生身の人間なら、周りに筋肉がついて支えているので崩れ落ちはしませんが、
重力に徐々に潰され、姿勢が悪くなっていきます。
人もこの標本のように上から吊されれば
姿勢は崩れないで済むかもしれませんが、そうもいきません。
人は筋肉を使って、体を上へ戻してあげなくてはいけません。
上から実際に吊るされずに骨格標本のような姿勢をつくるには、
どうすればいいのでしょう?
「頭を高く」でも、「首を長く」でも無い、
もっと効果的な方法があります。
姿勢が良くなるだけではなく、
脚の動きも軽くなり、動作が軽くしなやかになっていくでしょう。
それは、「あばら骨」と「骨盤」の隙間を拡げる事です。
ざっくり言えば「お腹を縦長にストレッチする」事です。
多くの人の姿勢の問題として、
頭や胸郭が重力で落ち、骨盤との距離が近くなってしまうところにあります。
皆さんの体は、本来より「お腹が上下に短くなっている」のです!
それだと骨盤も後傾してお尻も下がって見えるし、
体も縮こまってみえてしまいます。
皆さんのお腹はこんな感じです・・
それを引き伸ばしてあげます。
こんなイメージで、骨盤とあばら骨の間を拡げてあげましょう!
あまり腕で引っ張らずに、あばら骨全体を上へ引き上げて、
お腹の部分をストレッチしましょう。
このストレッチをすれば、自然に背骨が引き伸ばされて
胸や頭の位置が上がります。
お試しください!
体をこの位置に持って来ることが出来れば、
ここから様々な動作に繋げていくことが比較的容易になります。