バレエ・ダンサーが覚えておきたい、本当に有効な姿勢のつくり方
こんにちは。
先週から、姿勢改善トレーニングを大人のバレエ上達に生かす例をご紹介です。
「肩が上手く下がらない」
「体に力が入ってしまう」
といったお悩みと共に、
足を180度外へ開く「アンディオール」という姿勢をとる事が苦手という方も
そもそも多いようです。
そこが苦手だと、そこからバレエの上達も思うようにいかない訳で。
さて、今週はそれらの動作・姿勢をやりやすくするためのエクササイズを
ご紹介していきましょう。
今回は、アンディオールの動作を練習するためのエクササイズです。
股関節外旋という、
アンディオールを行うのに必要な機能です。
この動作は姿勢をつくるにももちろん必要で、
他のスポーツにも必ずと言っていいほど使う動作なので、
結構多くのバリエーションがありますが、
今回は骨盤回りを含めた調整エクササイズからいきます。
まずは骨盤の調整からはじめよう。
前回のコラムでもお話しましたが
骨盤の位置が悪く、大腿骨との位置関係が悪いと
そもそも股関節は上手く動きません。
なので、まずはその位置関係を修正しないといけません。
そこでまず行うのが、こちらのストレッチです。
片方の足首をつかみます。すると太ももの前がストレッチされると思います。
この筋肉が硬い人ほど、普段大腿骨よりお尻(骨盤)が後にあると思っていいでしょう。
さらに、脚の付け根(股関節前側・恥骨のあたり)をこの格好のまま
床に付けにいきます。
最初にストレッチ姿勢をとると、股関節のあたりが床から少し浮いているのではないでしょうか?
その部分を埋めるように付けにいきます。
股関節の前側が浮いている=骨盤が浮いている
これを付けに行くことで、骨盤の位置を体や太ももと同じ列に並べる事が出来ます。
これで骨盤の位置をある程度前に移動させたら、
ここに股関節外旋の要素を加えます。
足の裏同志を付けます。
先ほどと同じように脚の付け根は床に付けます(近づけます)。
そこから、かかとをお尻に付けにいきます(付かなくてOKです。もも裏がつりそうになったら一旦ゆるめてから繰り返しましょう)
これを行って、骨盤の後・仙腸関節というところを調整します。
さらにこの格好のまま、膝を少し浮かせてみてもOKです。
より効果が上がります(浮かせると腰が痛くなる方はこの前までにしておきましょう)
まずはアンデオールをするために必要な動作・
股関節外旋を行うための
コンディションづくりからご紹介しました。
30代40代位になると、長年の体の癖が染みつき、
出来ない(苦手)な動作を克服するのはとても骨が折れる事ですが、
しっかりとやるべき事をやれば、克服出来ます。
あきらめずにやってみましょう!
順次改善方法もご紹介できればと思います。
バレエ・ダンサーが覚えておきたい、姿勢のつくりかた
★今回のエクササイズ
動画での説明もあります。
https://youtu.be/yWbj3D0_q_U