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新谷千里

高利益を出すスーパーマーケットにするコンサルタント

新谷千里(しんがいちさと) / 経営コンサルタント

有限会社サミットリテイリングセンター

コラム

スーパーマーケットのバイヤーの仕事は、粗利益の最大化を考えること 売上は結果として上がる

2021年8月16日 公開 / 2022年6月16日更新

テーマ:スーパーマーケットのマーケティング戦略

コラムカテゴリ:ビジネス

「スーパーマーケットの多くのバイヤーは、実践的マーケティングを知らない!
キャッチコピーなど書けない!
当然、売れるPOPなど、作れない!」

これは、私がメーカーなどを対象に行うマーケティングのセミナーのときに、よく使うフレーズです。
聴衆の興味を引くことを目的とする、誇大な表現ではなく、全くの事実です。

ノン・コモディティには、実践的マーケティングが必要

誰もが知っているコモディティを販売するときは、低い売価を知らせるプライスカードを掲示すれば十分です。

しかし、ノン・コモディティを販売するときには、その価値を伝えるためのPOPや人が売場に立って行う推奨販売が必要になってきます。
これらの出来が、販売量に大きな差を生むことになります。

BON商会 (25)-001
企業によって、POPを販促担当者や売場担当者が作るというところもありますが、本来、バイヤーが作る方が、ベストです。
なぜなら、バイヤーは、商品の持っている価値(良さ)を知っている(はずの)、また、商品に惚れ込んでいる(はずの)人だからです。
併せて、拘りやストーリーなどを、生産者から聞き出し、お客に伝えることが出来れば、商品は、さらに価値を持つことになります。

バイヤーの責務は、粗利益の最大化!

結果的に、お客が知らなかった、商品の『価値情報』が伝わり、お客の心を掴み、買い上げ率を高めることに繋がります。

これらのことによって、値入を高め、売価を押し上げることを可能にして、粗利益は拡大します。
そして、これらの活動が、戦略的に組み立てられたマーケティングとマーチャンダイジングが、他店との差別化を実現して、お客の支持を勝ち取ることになるのです。

新発売の商品やトレンド品などの導入を早く行うこと。
そして、重点商品を確実に売り込むこと。
などと併せて、バイヤーは、粗利益の拡大を念頭に置いて行動することが重要です。

バイヤーの時間配分が結果を変える!

大手企業は、バイヤー、マーチャンダイザー、そして、スーパーバイザーと役割が分かれていますが、中小零細のスーパーマーケット企業では、バイヤーが、そのすべての職責を担うことになります。

バイヤーは、忙しい中で、実践的マーケティングに注力して行動すること。
そしてその遂行レベルが、結果(粗利益)に大きな差を生むことになるのです。


「スーパーマーケットの多くのバイヤーは、実践的マーケティングを知らない!
キャッチコピーなど書けない!
当然、売れるPOPなど、作れない!」

生産者もバイヤーも、ここに大きなチャンスがあることを、十分に理解してください。

『良い商品』に『良いマーケティング』が加わることで、商品の売れ方は、飛躍的に変化するのです。

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