POPを使って売上を上げるためには　　　　　　　　　　キャッチコピーでお客の購買意欲を上げる方法

価値をどう伝えるかで、結果が大きく変わります。
あなたの売場は、価値を伝えているでしょうか。
その努力をしているでしょうか。

POPとは、Point of Purchase（購買地点）の略称で、商品を販売する際に、売場で掲示さするPOP広告は、消費者に目に留めてもらい、対象商品の売上を拡大するための重要な役割を持ち、サイレントセールスマンとも呼ばれます。

そして、キャッチコピーは、そのPOP広告の中でも商品の特徴や魅力を短く印象的に伝えるために使用されるフレーズです。
キャッチコピーは、消費者が「製品を選ぶ決定的な要素」の1つであり、商品の差別化やブランドイメージを確立する上で非常に重要です。

また、キャッチコピーは、製品を単に知ってもらうだけでなく、製品の魅力や利点を伝え、「感情を揺さぶる」ことで消費者の興味を引き、商品の購買意欲を高める目的を持ちます。そのため、キャッチコピーは、広告の成否を左右する重要な要素となります。

キャッチコピーで販売数を伸ばすポイント

キャッチコピーは、一瞬でお客の目に留まり、その意味を理解してもらうことが必須です。
基本的にPOPの一番上に太文字で書くか、吹き出しを付けることも効果的です。
幾つか事例を紹介します。

【事例1：商品の魅力を伝える】

　「新商品！濃厚な味わいのチョコレートケーキが新登場！」　
　「1度食べたらやめられない美味しさ！」

POPを活用して、商品の魅力を伝えることが大切です。
商品の特徴や利点、使用方法などを分かりやすく表現し、
顧客に訴求力のあるメッセージを伝えることができます。

【事例2：価格の魅力を伝える】

　「300個限定！通常価格の30％引き！」

商品の価格の魅力を伝えることができます。セールや割引価格、
数量限定セールなど、顧客にとって魅力的な価格をアピールしましょう。

【事例3：.特典の魅力を伝える】

　「今ならポイント10倍キャンペーン実施中！」

POPを活用して、特典の魅力を伝えることができます。
ポイントカードのキャンペーンや、無料サンプルの配布など、
顧客にとって魅力的な特典をアピールしましょう。

【事例4：商品の組み合わせを提案する】

　「可愛いアイテムが勢ぞろい！一緒に買うと、20％OFF！」

POPを活用して、商品の組み合わせを提案することができます。
セット販売や、セット割引など、
顧客にとって魅力的な組み合わせをアピールしましょう。

このように、売上アップのためには、商品や価格、特典、商品の組み合わせなど、顧客にとって魅力的な要素をアピールすることが大切です。また、POPのデザインや配置も重要なポイントであるため、工夫を凝らして訴求力のあるPOPを作成しましょう。

効果的なキャッチコピーを作成するポイント

❶目的に合ったメッセージを伝える
　キャッチコピーは、商品やサービスの魅力を簡潔に伝えるために使われます。
　そのため、キャッチコピーを作成する際には、その商品やサービスが提供するメリットや
　利点、顧客に提供したい価値を明確にしておくことが大切です。

➋簡潔かつ記憶に残る言葉を選ぶ
　キャッチコピーは短く、かつ覚えやすい言葉を使うことが重要です。
　ユニークで印象に残る言葉を使って、顧客の心に残るキャッチコピーを作成しましょう。

➌感情を呼び起こす
　キャッチコピーには、感情を呼び起こす言葉を使うことが有効です。
　顧客の共感を呼び起こし、商品やサービスを強く印象付けることができます。

➍差別化を図る
　競合と差別化するために、キャッチコピーに独自性を出すことも効果的です。
　自社の強みを活かしたキャッチコピーを作成し、他社との差別化を図りましょう。

以上のように、キャッチコピーは商品やサービスの魅力を伝えるために重要な役割を果たします。
⑴目的やターゲットに合わせたメッセージを短く
⑵覚えやすい言葉で表現
⑶感情を呼び起こす
ことで、顧客の心に残るキャッチコピーを作成しましょう。

スーパーマーケットで、キャッチコピーの意識するポイント

❶特長をアピールする
　スーパーマーケットのキャッチコピーでは、商品の品揃えや価格帯、サービスなどの特長を
　アピールすることが大切です。例えば、「新鮮な地元野菜を豊富に取り揃えています」
　といった具合に、顧客に商品の魅力を伝えることができます。

➋お得感を演出する
　スーパーマーケットは価格競争が激しい業界です。そのため、キャッチコピーにはお得感を
　演出する言葉を盛り込むと効果的です。
　例えば、「超特価セール開催中！この機会に是非ご利用ください」といった具合に、
　顧客にお得感をアピールすることができます。

➌季節感を出す
　スーパーマーケットでは季節に合わせた商品やサービスを展開することが一般的です。
　キャッチコピーには、その季節感を出す言葉を使うことで、顧客の関心を引くことができます。
　例えば、「夏のスイーツフェア開催中！爽やかな味わいで暑い季節を乗り切ろう」
　といった具合に、季節感をアピールすることができます。

➍地域性を活かす
　スーパーマーケットは地域に密着した店舗展開を行うことが多いため、
　キャッチコピーに地域性を活かすことができます。
　例えば、「地元のおいしい食材を取り揃えています」といった具合に、地域性をアピール
　することで、顧客の共感を呼び起こすことができます。

以上のように、スーパーマーケットのキャッチコピーは商品の特長やお得感、季節感、地域性などをアピールすることが効果的です。
顧客が関心を持ちやすい言葉を使い、簡潔で覚えやすいキャッチコピーを作成しましょう。

野菜売場のキャッチコピーのポイント

❶新鮮さをアピールする
　野菜売り場のキャッチコピーでは、新鮮な野菜をアピールすることが大切です。
　例えば、「今朝収穫されたばかりの超・新鮮野菜」といった具合に、顧客に新鮮さをアピール
　することができます。

➋品質の高さを伝える
　野菜売り場では、品質の高さも顧客にアピールすることができます。
　例えば、「厳選しました！最高品質」といった具合に、品質の高さを強調することができます。

➌地元野菜を活用する
　地元野菜を使用している場合は、地元性をアピールすることもできます。
　例えば、「地元の農家さんから直接仕入れ！新鮮野菜」といった具合に、地元性をアピール
　することで、顧客に信頼感を与えることができます。

➍健康や栄養面を強調する
　野菜は健康や栄養に良いというイメージがあります。キャッチコピーでは、その健康や栄養面を
　強調する言葉を使うことで、顧客に商品の魅力を伝えることができます。
　例えば、「美味しくて健康にも良い、新鮮野菜」といった具合に、健康や栄養面をアピールする
　ことができます。

以上のように、野菜売り場のキャッチコピーには新鮮さや品質の高さ、地元性、健康や栄養面などをアピールすることが効果的です。
顧客が共感するキーワードを使い、簡潔で覚えやすいキャッチコピーを作成しましょう。

鮮魚売場のキャッチコピーのポイント

❶鮮度をアピールする
　鮮魚売り場のキャッチコピーでは、鮮度をアピールすることが重要です。
　例えば、「今朝水揚げ！超・新鮮魚」といった具合に、鮮度の高さをアピールする
　ことができます。

➋種類の豊富さを強調する
　鮮魚売り場では、様々な種類の魚を扱っていることが多いです。キャッチコピーでは、
　豊富な種類を強調することができます。
　例えば、「旬の魚から定番の魚までラインナップ」といった具合に、豊富な種類をアピールする
　ことができます。

➌新鮮な水産物を活用する
　鮮魚売り場では、魚だけでなく、貝類や海藻類などの水産物も扱っていることが多いです。
　キャッチコピーでは、その新鮮な水産物を活用することで、顧客に魅力を伝えることが
　できます。
　例えば、「海の幸がたっぷり詰まった、今日のおすすめメニュー」といった具合に、
　新鮮な水産物の利用をアピールすることができます。

➍調理法やレシピを提案する
　鮮魚売り場では、その場で調理して食べることもできます。キャッチコピーでは、
　その調理法やレシピを提案することで、顧客に興味を持ってもらうことができます。
　例えば、「本日のおすすめ料理ご紹介」といった具合に、調理法やレシピの提案を
　行うことができます。

以上のように、鮮魚売り場のキャッチコピーには鮮度の高さ、豊富な種類、新鮮な水産物の活用、調理法やレシピの提案などが効果的です。顧客が共感するキーワードを使い、簡潔で覚えやすいキャッチコピーを作成しましょう。

精肉売場のキャッチコピーのポイント

❶品質をアピールする
　精肉売り場のキャッチコピーでは、品質をアピールすることが重要です。
　例えば、「厳選された国産〇〇牛」といった具合に、品質の高さをアピールする
　ことができます。

➋味わいを表現する
　肉の種類によって味わいが異なるため、キャッチコピーではその味わいを表現する
　ことが有効です。
　例えば、「ジューシーで柔らかい、シチューやカレーに最高！」といった具合に、
　味わいを表現することができます。

➌使い方や調理法を提案する
　肉は様々な料理に使うことができるため、キャッチコピーでは使い方や調理法を提案する
　ことが有効です。
　例えば、「ブロック肉まつり：煮込み料理にも、ステーキにも」といった具合に、
　使い方や調理法を提案することができます。

➍安心・安全をアピールする
　肉は健康に関わる食品であるため、キャッチコピーでは安心・安全をアピールする
　ことが有効です。
　例えば、「安心・安全にとことんこだわりました」といった具合に、安心・安全に関する
　メッセージをアピールすることができます。

以上のように、精肉売り場のキャッチコピーには品質の高さ、味わいの表現、使い方や調理法の提案、安心・安全のアピールなどが効果的です。顧客が共感するキーワードを使い、簡潔で覚えやすいキャッチコピーを作成しましょう。

惣菜売場のキャッチコピーのポイント

❶品質をアピールする
　惣菜は手作りのものが多く、品質に差が出ます。
　キャッチコピーでは、「手作り・・・だから美味しい！」といった具合に、
　品質の高さをアピールすることが効果的です。

➋健康・栄養面をアピールする
　最近では健康志向の人が増えてきています。
　キャッチコピーでは、「ヘルシーで栄養バランスを考えました！」といった具合に、
　健康・栄養面をアピールすることが有効です。

➌使い勝手の良さをアピールする
　惣菜は手軽に食べられる点が魅力的です。
　キャッチコピーでは、「忙しい日はコレ、手軽に食べれるお惣菜」といった具合に、
　使い勝手の良さをアピールすることが有効です。

➍季節感や新商品をアピールする
　季節に合わせた惣菜や、新しいメニューなどは、お客様の興味を引くポイントになります。
　キャッチコピーでは、「今しか味わえない、季節限定」といった具合に、季節感や新商品を
　アピールすること　　が効果的です。

以上のように、惣菜売場のキャッチコピーには品質の高さ、健康・栄養面、使い勝手の良さ、季節感や新商品をアピールすることが有効です。お客様が共感するキーワードを使い、覚えやすいキャッチコピーを作成しましょう。

伝え方で結果は大きく変わる

POPは、商品（プロダクト）、展開場所（プレイス）、販促活動全般（プロモーション）、価格（プライス）という売場づくりの4P（私が作った造語）の中で、プロモーションの重要な道具であり、重要スキルです。

その出来（セールス力）で、販売量は2倍、3倍。場合によっては10倍以上になることも有ります。
そして、お店のイメージやブランド力にも大きく関わることになります。

価値を伝える努力によって、お客の買い物を楽しませ、幸せにすることも出来ます。

作ったPOPが、思う様に効果を発揮しない時もあるでしょう。
その時は、キャッチコピーを書き変えたら良いのです。


「お客は、感情でものを買う」のです。価格だけではありません。
「お客は、価値にお金を払う」のです。納得したら、喜んで買ってくれます。


あなたの売場は、価値を伝えているでしょうか。
その努力をしているでしょうか。

お客に、ラブレターを送っているでしょうか・・・。



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