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新谷千里

高利益を出すスーパーマーケットにするコンサルタント

新谷千里(しんがいちさと) / 経営コンサルタント

有限会社サミットリテイリングセンター

コラム

新型コロナと食品表示法と、差別化戦略

2020年3月15日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:スーパーコンサルからのヒント

コラムカテゴリ:ビジネス

【スーパーコンサルからのヒント】

昨日も、大阪で業務改善のコンサルティングでした。

新型コロナウイルスの影響で、スーパーマーケットの業態は、総じて売上を伸ばしています。
クライアントも例外ではなく、良い状態で推移しています。

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しかし、今こそ、これまでにも増して、手洗いの励行や、マスクの着用など、現場の衛生管理の強化と、その仕組みづくりに力を入れて行動する必要が有ります。

また、これまであった「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」の3つの法律が、「食品表示法」として一元化され、この4月1日より施工されます。

これらの2つのことを合わせて、スーパーマーケット各社は、食の安心と安全に対して、更なる意識改革のチャンスと捉えて、現場の衛生管理レベルのアップに力を入れて行動すべきです。
衛生管理の仕組みが整った現場は、意識レベルを上げることになり、「生産性を上げる」ことにも繋がります。

ここでいう、「生産性を上げる」というのは、「お客の安全を優先する」ということであり、その行動は、マーケティングに通じることでもあるからです。

マーケティングは、「お客の顕在ニーズと潜在ニーズ」に答えることです。
私は、クライアントに、
「売ることよりも、先に、売れることを考える」ということを教えています。
プロダクト・アウトではなく、マーケット・インの考えから来るものです。
価格ばかりを考えるのではなく、『価値』に焦点を当てて、
お客から、「こういう物が、欲しかった…」と、言ってもらえる商品やサービスを開発して提供する行動です。
「お客の喜ぶことをやる」、とても楽しい仕事になります。


そして、もう一つのコンサルティングは、競合店対策です。
メンバーに与えた課題は、中立化戦略と差別化戦略です。

自店が、「競合店に負けていること」を徹底的に洗い出します。
そして、そのレベルに対して、こちらのレベルを上げていきます。
もし、それが相手の差別化要素であれば、相手の差別化要素は無くなってしまいます。
これが、中立化戦略です。

そして逆に、自店の強みを更に強めて、相手が追随できないレベルに押し上げます。
これが、差別化戦略です。
このことによって、こちらの商品やサービスの価格決定力を優位に進めることが可能となるのです。


売上の低迷に苦しんでいる企業は、基本原則を勉強すべきです。
そして、戦略をたて、確実にそれを実行していけば、業績を上向かせることは十分可能です。

他所のマネをした、戦術の寄せ集めでは、良い結果を出すこととは難しいと思います。
チームひとり一人の、時間とお金を無駄にしないためにも、基本原則を勉強しましょう。

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