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コラム
『売るべきお客』を理解できれば、商売はうまくいく
2020年1月23日 公開 / 2021年3月1日更新
【スーパーコンサルからのヒント】
昨日は、関西で業務改善のコンサルティングでした。
新規出店した店舗の売上が、予想を下回っている。
先ずは、鮮度、品質、欠品、売場づくり、陳列演出など、売場確認による課題の抽出。
しかし、今回の売り場確認では、大きな問題は見当たらない。
前回の訪問の折、関連陳列やマグネットの売り場づくり、展開商品など、店長に改善指示していたことをほとんど改善してくれています。
中小のスーパーマーケットの売り場で見受けられるのが、商品や売場づくりなどに特徴がないことです。
当然、接客(サービス)も、です。
特に、売上低迷で苦しんでいる店舗の殆どは、それが顕著です。
改善策は色々あるのですが、考えてもらいたいことは、
「あなたの店にしか無い、何か…」です。
あなたの店に来なければ買えない。
あなたの店でしか体験できない。
という、商品やサービスが有るかということです。
何処でも売っている商品や何処でもやっているサービスしか無ければ、
お客は、「あなたの店でなくても良い」のです。
それと、
誰に買ってもらいたいかをハッキリとしているかということです。
これは、ターゲティングです。
どの様なお客に買ってもらいたいのか?
そのお客は、どの様な商品を欲しているのか?
そのお客は、どの様なサービスを悦んでくれるのか?
ということを、チームメンバーで理解して、共有しているのかということです。
そのことを理解して、
「だから、この商品」を仕入れて売るのです。
「だから、このサービス」をして、喜んでもらうのです。
自分の立つ位置をハッキリと決めることです。
これが、ポジショニングです。
そして何より、『安売り』しか方法を知らなれば、このような、『実践的マーケティング』を勉強することです。
「売れてしまう…」仕組みを作り上げることが、マーケティングです。
「お客が喜ぶ…」ことを本当に理解して、行動すれば、ビジネスの成功の確率は、飛躍的に高くなります。
過去の経験からくる、マーチャンダイジング(販売促進策、商品化計画)の繰り返しでは、お客の支持を高めることは、非常に難しいと思います。
基本的には、資本力のない中小零細企業は、低価格競争は避けるべきです。
大体において、生産性も高くないのですから、時間の経過と共にビジネスは立ちいかなくなることの可能性が高いのです。
そして何より、「従業員の幸せ」は望めません。
実践的マーケティングを学んで、現場で実行することは、とても楽しい仕事になると思います。
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