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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅のプロ

福味健治(ふくみけんじ)

岡田一級建築士事務所

コラム

木造住宅で最も遅れている部分

【賢い家造り】

2018年12月6日

見た目や住設機器は後から、幾らでも良く出来る


木造住宅でも、許容応力度計算(構造計算)が必要です。木造3階建ての住宅であれば、当たり前の様に構造計算を行いますが、木造二階建て以下の住宅では、全くと言って良いほど行われていません。

理由はただ一つ。構造計算が、法律で強制化されていない為です。「国が法律で定めていない理由は、木造でそこまで、杓子定規にする事もないだろう」と云う事では決してありません。

木造2階建てであっても、木造3階建てであっても、地震は同じ様に襲います。

国が法律で強制化していないのは、木造住宅の構造計算が出来る技術者が、建設戸数に比べ絶対量が不足しており、強制化すれば市場が混乱する為です。

では何故、構造計算が出来る技術者が少ないのでしょうか。これも理由は明快で、目に見えないからです。高い技術料を支払って、構造計算した割に、見た目の在来の木造建物と何も変わらないのです。「構造計算して、地震の力がどの様に流れるかを解析し、重要な部分に耐力壁を設け補強します。」と云っても、何もしていない普通の木造住宅と見た目は何も変わらないのです。

人は、住設機器や、仕上げ材にはお金を掛けます。見た目が大いに変わりますので、お金を掛けている事が一目でわかります。

しかし、住設機器や仕上げ材は、後々でも好きな様に自由に取り換え出来ます。後でしようと思えば大工事になってしまう、構造にお金を掛けるべきです。別に高価な制震装置や耐震グッズにお金を掛ける必要はありません。20万円もあれば、構造計算する費用は捻出出来ます。

それを行わなければ、地震が来た時に後悔をする事になるのです。

福味 健治 のコラムをお読みくださり有難うございました

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2018-10-31
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