住い造りのためのコミュニケーション

福味健治

福味健治

テーマ:【賢い家造り】

家造りを思い立つ時、どんな家が良いのか情報を集めます。
その時点では、自分はお客様で「安くて気に入ったものがあれば、買えばいいじゃない。」程度の軽い気持ちです。その事は半ば正解で、安くて良さそうに見える家がどんどん見つかります。しかしそれからが問題で、前へ進みません。何故かと云いますと情報量が多すぎるのです。
それぞれのメーカーが自社の特徴をアピールして、他社との違いを強調します。車に例えますと、A社は早く走れる事を強調し、B社は乗り心地を強調します。C社は環境問題をアピールし、D社は低燃費こそが決め手だと云います。全て云っている事は正しいのですが、どれを選ぶかが判断出来ません。

住宅にも全く同じことがあてはまります。自分にはどんな家が向いているのか相談する相談者がいないのです。高い買い物ですから後悔はしたくありません。そう考えるとメーカーのセールストークではない第三者の意見が重要になってきます。
そこで、yahoo知恵袋とかで、体験談を色々質問するようになります。これも半ば正解で、思いもよらない発想を与えてくれる時もありますが、多くの回答は自分の経験を元にした客観性の無い素人の回答であったり、客観的過ぎて自分にはあてはまらない専門家の回答であったりします。

そう云う方の為に、私は無料で個別相談を受付けています。

yahoo知恵袋でも専門家回答者として、お悩みにお答えしていますが、知恵袋では客観性を重視しなければならないため、質問者さんに特化した回答を伝えることが出来ません。メール頂ければ私も暇な時に回答出来ます。
メールではもの足らずお会いしてお話しを聞かせて欲しいと云うリクエストも頂きます。但し無料で相談していますので、その人の為に時間を取ると云う事が出来ず、私が暇になるまでお待ち頂く事になります。
日中でなく夜や夜中でも良いのであれば全く別な方法があります。今まで数回しか利用していませんが今後のワークスタイルを激変させる可能性のある方法です。

バーチャルゲームの「セカンドライフ」です。
http://secondlife.com/?lang=ja-JP

無料で参加でき、人と会話したりモノを作ったりすることが出来ます。現状のセカンドライフはネットゲームに熟達していたりとか、理系の人でないと操作が難しいですが、興味のある人であれば少し操作を覚えれば活動出来る様になります。5~6年前に日本語版が出来て一年程は流行しましたが、当時のPCの能力では思い通りの活動が出来ずすぐ下火になって今では随分人口が減っています。逆にその分バーチャル環境の負荷が減り快適な空間になっています。

その中で、私はご相談者さんとお会いして家を建ててます。勿論セカンドライフの中で、ですが・・・

これは、住宅の構造モデルで、上棟完了時点の状態です。実際にこのモデルの中に入って高さや段差・眺望と云ったことを体感出来ます。構造的な強さ弱さもプロが見れば判ります。相談者さんは富山の人でした。私は奈良県の自宅から「セカンドライフ」にINして富山の人と夜中に「あーでもない」「こーでもない」とやっていました。眠くなれば「それでは失礼します」と言って退場すればよく、打ち合わせ場所から車に乗って、時間を掛けて家に帰る必要がありません。スイッチを切れば直ぐに眠れます。

この相談がご縁でお仕事として設計を依頼頂きましたから、別に損はしていません。ただこの段階では趣味の世界で、この分を設計料に上乗せしているわけではありません。
実際に忙しい時間を割いて、事務所に来ていただいたり、お邪魔したりするよりも、移動時間が節約されますので、通常の営業活動よりも楽で費用が掛かりません。

これもこれからのワークスタイルのあり方かと思います。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

福味健治
専門家

福味健治(一級建築士)

岡田一級建築士事務所

どうして良いか判らない貴方の為に、私はここにいます。まずは、お友達になりましょう。そして悩みや夢を語り合いましょう。理想の家造りはそこから始まります。私は友達を裏切りません。無料相談大歓迎。コラム必見

福味健治プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼