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コラム

住宅は購入するものではないとよく言われるが・・・

【賢い家造り】

2012年3月1日 / 2014年5月23日更新

住宅は購入するものではありません。建てるものです。

●新築住宅を購入するのは既製服を購入するのとは意味合いが異なる。
出来上がっているものを購入することは一般的に多くあることです。ですので、その点に疑問を持たず購入を前提に話しが進むのもよくあるのですが、土地はともかく建物を購入するのと他の品物を購入するのは違いがあります。

●高額で度々の買い替えが出来ない
ローンを組んで一生を掛けて返済するほどの大きな買い物です。服や車なら飽きれば(古くなれば)気軽に買い替え出来る金額です。家は新しいから地震に強いとは限りません。新しいから暖かい(涼しい)とも限りません。見た目が豪華だから高級とも限りません。出来上がっている家を買うのは、主要構造や定数的な性能はカタログデータを信用するしかない事を意味します。
カタログデータがあればまだ良いですが、それさえ無い物件もあります。

●レディーメイドのメリットがない
レディーメイドの良さは安さにあります。ユニクロに代表されるようにオーダーメイドの服に比べレディメイドの方が遥かに安いのです。
それが前もって造ることのメリットです。家はどうでしょうか?建売住宅でも60万円/坪はしませんか?注文住宅と金額的には何も変りません。建売住宅が45万円/坪で販売しているのであれば、確かに安いと思います。しかし、どの建売を見ても60万円/坪を下る家はありません。

●レディーメイドの気軽さは造る側も気軽である
建築について勉強する必要もなく、出来ているものを購入するのは確かにお手軽です。しかし、それは造る側もお手軽なのです。建築主が現場に顔を出し、じっと見ているだけでも職人さんは緊張し、張り切ります。建売現場にはその緊張感がありません。悪い言い方をすれば、法律にさえ合っていれば手を抜き放題なのが建売住宅です。

●巨大地震に遭遇するのが前提で家を建てる必要がある。
東海・東南海・南海地震の発生確率は今後30年間で80%を越えます。今建てた家はほぼ間違いなく巨大地震に遭遇することを意味しています。阪神大震災以降、気象庁が震度階7を設定しましたが、建築基準法は震度7に対応出来ていません。特に木造住宅は、まともな構造計算をする事無く確認申請が通ってしまいます。建築基準法のみを守っていても、地震に健全な建物は出来上がりません。

●温熱環境を正しく理解している建売住宅が少ない
グラスウールをただ詰め込めば、暖かく(涼しく)なるものではありません。快適な家にしようと思えば、何処にどれだけの断熱措置を施すかを計算によって検証して行かなければなりません。それをせずして、闇雲に断熱材を入れてしまえば、温熱性能が悪くなるばかりか、壁面内結露によって建物の寿命を縮めることにもなります。

土地はまぎれも無く、購入するものですが、建物は購入するものではありません。建物は建てるものです。
気軽さに流されて、安易に家を購入すると後で後悔します。家は一生を掛けて返済する大事業ですから、お気軽な訳がありません。もう一度自分達が住みたい家とは何なのか、どの様な家に住んでみたいのかじっくり考えられては如何でしょう。

福味 健治 のコラムをお読みくださり有難うございました

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