ローコストなエコの家の7年後
外装材、特に屋根材は瓦屋根が急速に減少しています。瓦屋根は新しい屋根材に淘汰されてしまうのでしょうか?
私の、材料選定の基本は、建設地の気候風土に根ざした、ものを使用することを前提に、メリット・デメリットを説明して、建築主の好みに合う材料を絞り込んで行きます。ですので、同じ地域でも、雪の吹き溜まりになる場所・風の通り道になっている場所、軟弱地盤の場所と云った詳細な条件設定がないと、一概にこの材料がお勧めと決め付けることはありません。
人は誰でも好みの屋根材をお持ちかと思います。その屋根材を誰かに相談した時にデメリットを一杯聞かされると、悩やんでしまいますよね。
プロが、建築主からこれを使いたいと云われると、その材料の欠点を補うような下地材を選定したり、構造補強をしたり、断熱材を決めたりします。
例えば、プロがこれを使いたいと聞いてデメリットばかり羅列して、建築主の意にしない材料を押しつけるのであれば、そのプロは能力不足です。
ご家族の方で意見が分かれるようであれば、専門家の意見を重視されて選定されればと思います。