マナーうんちく話1886《シニアの独立!成功への心構え④「塾考と周到な準備」》
ホテルに勤務していた時。
競合が激化する中、いかに同業他社と差別化して個性を打ち出すか?
何時も真剣に考えていました。
どんな業界でも、需要が多いと当然競合も多く発生します。
お客様が多いところには、ライバルも多いということです。
だからそれぞれ多様な営業スタイルを確立させますが、なかなか思い通りにはいきません。
大資本や財閥系であればまだしも、金なし、知名度無し、コネなしの個人営業では新規開発は難しいものです。
ではどうする?
「誰にもまねのできない自分を築く」ことです。
自分のビジネスを成功させるために、誰に、何を提供し、その結果それを利用していただいたお客様にどうなって欲しいかを明確にすることが大切と考えます。
つまり《自分は今まで長年、何を経験し》、《今になって、なぜこの仕事をしているか?》《自分を関わるとどのようなメリットがあるのか?》を明確にアピールする必要があるということでしょう。
自分がやろうとしている活動に《ユニーク性》や《心地よい人間味》を発信していただきたいものです。
いわゆる自分をブランド化する戦略で「パーソナル・ブランディング(personal branding)」です。
ちなみに、あるサービスや商品を、他の売り手のそれと区別するための名前、デザイン、シンボル、機能、言葉、記号が「ブランド」で、「ブランディング」とは、サービスや商品にブランド力を加味し、自分ならではの価値を多くの人に伝えるプロセスです。
その伝え方はやはり「インターネット」がいいでしょう。
インターネットを通じ、○○のことだったら、できればだれにお願いしたいと思われる関係性が構築できればしめたものです。
私の場合は「マナー講師」として独立しましたが、地域密着ではどうしても需要が限られます。
しかし広いエリアでの展開となれば当然多くの競合が存在する。
強敵も多いでしょう。
だから「マナーの事」だったら平松に頼みたいと思われるために、「平松とはどんな人間で、どんな分野に精通し、どんな実績を有しているかをまず明確に打ち出しました。
これは大きな力になります。
ブランドを築くうえで、長年のキャリアや実績や知識はとても大切です。
そして商品やエリアを決めるわけですが、客層を絞り込む作業も大切です。
特に大資本は強力な力を有しているので誰にでもOKと言えますが、個人の場合は出来る限り客層は絞ったほうがいいと思います。
個人向けか、法人向けか、法人向きでも大企業相手か、中小企業が対象化で、やり方は異なります。
いざ独立となれば、やらなければいけないことが沢山ありますね。