マナーうんちく話1890《シニアの独立!成功への心構え⑥「周囲を味方につける方法」》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:超高齢社会に対応するマナー

全国津々浦々収穫を感謝する「秋祭り」が盛大に開催されています。

祭りといえばお神輿ですが、お神輿を担いで練り歩く際に「ワッショイ」という掛け声をかけますが、これには「和を背負う」という意味もあるようです。

「和を以て貴しとなす」という日本人の気質を端的に表現した見事な言葉だと思います。
AI全盛といわれる時代ですが、秋祭りの意義や意味は、日本人として何時までも次世代に伝えたい文化です。

ところで最近は新たな出会いを求めて様々な業種の人が利用する「シェアハウス」が流行しているようですが、まさに時代の流れでしょうか?

起業に当たりこのようなコミュニティーの有効活用もいいかもしれませんね。

またシニア層の定年後の独立も最近ブームになっていますが、なんだかんだと言って大資本と異なり個人での起業は困難を伴います。

だから本人の努力や能力が大切なわけですが、周囲の多くを味方につける作戦は大切にしたいものです。

自分の努力や能力は「自力」ですが、これに周囲の見方、つまり「他力」を加味するということです。

金なし、知名度無し、縁故無しの個人の起業にとってとても大きな力になります。

ではどうすれば周囲の人を味方につけることができるのか。
ポイントは大きく分けて「二つ」です。

先ず周囲の人が、○○さんが独立するならぜひ応援してあげようと思うだけの付き合いを日頃から小まめにしておくことです。

つまり自身の人間性をしっかり理解していただき、信頼関係を構築しておくということです。

素敵マナーを発揮するとともに、仲良いコミュニケーションが大事だと考えます。

加えて味方になってくれる人に、自立するにあたり、できる限りの協力を依頼することです。

この際どこで、誰を相手に、何をしたいのかを明確にするとともに、自身の熱い思いや目標や理念なども詳しく説明してください。
これに人柄が伴えばまず大丈夫でしょう。

ちなみに私の場合は、独立することに至った経緯と、独立に関して行おうとしている内容、加えて「長年ホテルの現場第一線で苦労の末身に付けた知識やスキルをネガティブに捉えるのではなく、前向きに捉え、だからこそ社会に還元したい」という思いを熱心に説明しました。

さらにいきなり儲けなくても、一生懸命取り組めば、儲けはついてくると思うことなどを加え、多くの助言や協力を得ることができたわけです。

特に私の時代はホテル業界の横の交流は深く、それに縦、斜めの関係も視野に入れたので思いのほかスムーズに運んだ気がします。
「案ずるより産むがやすし」ですね。

最後に独立する際に、最初に協力を仰ぐ相手は伴侶と家族だということもお忘れなく・・・。

これに知人・友人・職場仲間・取引先などが加われば鬼に金棒でしょう。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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