マナーうんちく話269≪顧客満足より従業員満足≫
山や野の情景に春霞がたなびき、風情が漂う頃です。
ところで「霞」と「霧」の違いをご存知でしょうか?
霞は春の季語で、霧は秋の季語になります。
加えて、霞は「たなびく、霧は「立ち上る」と表現します。
さらに霞は夜になると「朧(おぼろ)」になります。
なんとなく言葉の違いは理解できても、いざ使うとなれば難しいですね・・・。
では「見た目」と「中身」、どちらが大切だと思いますか?
「人は見た目が9割」という本がベストセラーになりました。
一方、外見は格好良くても「中身」が伴わなければ意味無いとも言われます。
どちらも兼ね備えていれば鬼に金棒ですが、あえてどちらを重要視するかと言えば、ビジネスシーンでは外見がモノを言う場合が多々あります。
特に初対面の時には・・・。
見た目の情報を司るのは視覚ですが、これは非常に大きな影響を与えることがわかってきました。
「第一印象」がとても大事だということです。
最初に会った時に「陰気」「暗い」「冷たい」「無愛想」「横柄」等の印象を与えてしまうと、これを覆すのにはかなりの時間とエネルギーを要します。
ビジネスマナーで「身嗜み」が大きなウエイトを占めているのはそのためです。
ちなみに身嗜みとは相手目線で、相手がどう感じるかです。
好感を持って頂くには「清潔感」「仕事の中身との適合性や機能性」が問われます。
逆に身嗜みが整っていなかったら不快感を与え、相手に安心感や信頼感を持って頂くことは難しいでしょう。
少し大袈裟な礼ですが・・・。
スーツを買いに行った時に、無精ひげを生やし、よれよれの服を着た定員から「とても良くお似合いですよ」と言われても購入する気にはなれないでしょう。
怖そうで、横柄で、冷たそうなセールスマンから、いくら良い投資話を持ちかけられても買えません。
先ずは外見を整えて、次に人格を磨くことをお勧めします。
「幸運を呼び込もうとすれば外見から」です。
きっと幸運の女神も美しいものが御好きだと思います。