マナーうんちく話1413《どちらが大切?「見た目」と「中身」》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:ビジネスマナー

山や野の情景に春霞がたなびき、風情が漂う頃です。
ところで「霞」と「霧」の違いをご存知でしょうか?

霞は春の季語で、霧は秋の季語になります。
加えて、霞は「たなびく、霧は「立ち上る」と表現します。
さらに霞は夜になると「朧(おぼろ)」になります。
なんとなく言葉の違いは理解できても、いざ使うとなれば難しいですね・・・。

では「見た目」と「中身」、どちらが大切だと思いますか?

「人は見た目が9割」という本がベストセラーになりました。
一方、外見は格好良くても「中身」が伴わなければ意味無いとも言われます。

どちらも兼ね備えていれば鬼に金棒ですが、あえてどちらを重要視するかと言えば、ビジネスシーンでは外見がモノを言う場合が多々あります。
特に初対面の時には・・・。

見た目の情報を司るのは視覚ですが、これは非常に大きな影響を与えることがわかってきました。

「第一印象」がとても大事だということです。

最初に会った時に「陰気」「暗い」「冷たい」「無愛想」「横柄」等の印象を与えてしまうと、これを覆すのにはかなりの時間とエネルギーを要します。

ビジネスマナーで「身嗜み」が大きなウエイトを占めているのはそのためです。
ちなみに身嗜みとは相手目線で、相手がどう感じるかです。

好感を持って頂くには「清潔感」「仕事の中身との適合性や機能性」が問われます。

逆に身嗜みが整っていなかったら不快感を与え、相手に安心感や信頼感を持って頂くことは難しいでしょう。

少し大袈裟な礼ですが・・・。
スーツを買いに行った時に、無精ひげを生やし、よれよれの服を着た定員から「とても良くお似合いですよ」と言われても購入する気にはなれないでしょう。

怖そうで、横柄で、冷たそうなセールスマンから、いくら良い投資話を持ちかけられても買えません。

先ずは外見を整えて、次に人格を磨くことをお勧めします。
「幸運を呼び込もうとすれば外見から」です。

きっと幸運の女神も美しいものが御好きだと思います。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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