マナーうんちく話1375《職場で良好な人間関係を築く心構えとは?③》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:ビジネスマナー

○ちょっとした「ありがとう」のお勧め
何か世話になれば「ありがとう」の言葉がお勧めです。
「相手の目を見て笑顔を添えて」がポイントです。
出し惜しみしないでください。

例えば忘年会に参加したらお開きの時に「ありがとうございました」とお礼の言葉を述べて帰りますが、翌朝も再度「昨夜はありがとうございます」の言葉を述べるのがお勧めです。

ちなみに、「すみません」はお願も、お断りも、お礼にも使用できる便利な言葉ですが、インパクトが有りません。

○身嗜み
「見た目」は好感を与える意味において大切です。
清潔感の漂う身だしなみを心掛けて下さい。ちなみにファッションは自分目線、身嗜みは相手目線です。

○態度・表情
上から目線の横柄な態度ではなく、謙虚さが大切で「実るほど首を垂れる稲穂かな」です。加えて「笑う門には福来る」です。いつも頬笑みを絶やさない人には自然に人が集い、そこから素敵なコミュニケーションが生まれます。

○「話し上手は聴き上手」
先ずは相手の話をしっかり聴いて、それを理解して、尊重して下さい。聞き役に徹することはとても大切です。くれぐれも「話し上手の聴き下手」にならないでくださいね。相手の話に耳を傾け、相槌を打ちながら目を見て、がポイントです。「聞く」が7割から8割、「話す」が2割から3割がお勧めです。

相手を尊重し、相手の話を真摯に受け止めることはとても大事ですが、簡単なことではありません。色々な経験を積んで自分磨きに励んで下さい。
また、「受け止める=従う」ではありません。
聞いて受け止め、「そのようなこともありますね」と認めることが大切だと思います。

○「称賛」と「お世辞」
お世辞は褒める代わりに代償を求めますが、相手にとってお世辞か称賛かは解りません。しかしいずれも気分が良くなります。いいところを見てさりげなく褒め言葉を口にして下さい。具体的に相手のいい点を言葉に出すことは大きな効果が期待できます。

以上を相手と一生付き合う気持ちで、まめに発揮することが大切です。

相手に好感を与えれば「また会いたい」と相手も思ってくれます。
加えて「人作りのポイント」は相手に関心を持ち「ギブ&ギブ」です。
お役立ち情報や素敵な笑顔や褒め言葉をプレゼントする手もあります。

そして相手から「この人と共に仕事がしたい」「この人となら楽しく出来る、信頼できる」と思ってもらうことです。

小手先のスキルより、先ずは感謝の心、尊敬の心、優しさ、忍耐力、気力や体力、使命感等の人間力を磨き、その上に経験や専門性が加われば理想的です。

いつの時代でも誠実に、正直に、真面目に、前向きに一生懸命仕事に取り組んでいる人を職場仲間は放っておかないと思います。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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