マナーうんちく話251≪電話のかけ方のマナー≫
世界屈指の長寿の人生を心豊かに生きていくには「仕事」に恵まれることはとても大切です。
しかしいくら出世しても、いくら稼いでも、いくら携わっている仕事が好きで価値あるものでも、職場で良好な人間関係を築いているということには及ばないでしょう。
逆に言えば、生活の大半を占める職場で良い人間関係が築けていたら、幸せ感を感じることが出来るということです。
職場の人間関係は単に精神面のみならず様々な場面でも多大な影響を受けます。
高校生生、専門学校・短大生、高等支援学校生、大学生生、さらに中途就職希望者など、様々な人の就職及び再就職支援に関わって10年以上になりますが、人間関係作りが苦手な人が目立ってきた感が有ります。
加えて就職はしたものの、職場で良好な人間関係が築けなくて職場を去った人も増える一方だと感じています。
家庭の「食卓の在り方」や学校での「キャリア教育の在り方」が如何に大切かということですが、目先の英語や数学や国語の点ばかり気になり、この部分に価値が置かれていないような気がしてなりません。
コミュニケーション能力やマナーが熟成されないまま就職して社会人になれば、色々な面で苦労することになるでしょう。
ではどうすれば職場で良い人間関係が築けるか?
学校時代は授業料を収めて授業を受けるわけですが、職場は給料を稼ぐ所です。
人間関係の良し、悪しは直接影響してきます。
相手が自分の思い通りになってくれれば、これほど楽なことはありませんが、残念ながら相手は変わりません。
自分を変えることが先決です。
その前に自分を正しく理解することも大切です。
人を避けるのではなく、積極的に人と関わる努力が大切だと思います。
例えば挨拶もされるのではなく先手必勝の挨拶を心掛けるとか・・・。
そして良好な人間関係は損得勘定では築けません。
自分にとってプラスになる人とだけ仕事を共にしたいと思っている人も多いようですが感心しません。
特に若い時には、人を見る目がまだ十分ではありません。
こんな時に損得勘定だけで人付き合いをするのはお勧めできません。
いたような人とかかわり様々な経験を積むと共に、関わりがある人すべてが「自分の師」であるという気持ちも大切だと思います。
次回に続きます。