マナーうんちく話2229《気軽に楽しみたい飲み会やお酌文化とその効能》
只今梅雨の真っ最中。
春の桜もいいですが、雨に打たれて静かに咲いている紫陽花には、日本人の感性をしっぽりさせる風情が漂っている気がします。
その土壌により色が変わるから、花言葉はずばり「移り変わり」。
「紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘」と、かの有名な正岡子規が詠んでおります。
折しも参院選のさなかですね。
個人的には今の政治家の中に尊敬に値する人は非常に少なくなってきましたが、嘆きボヤいてみても始まりません。要は選挙カーから聞こえてくる威勢のいい言葉や、マニフェストに描かれている美辞麗句に惑わされず、本質を見抜く力をつけることでしょうか。
大変難しいことだと思いますが・・・。
私自身ホテルでの接客・接遇の仕事を通じ、かなり人間観察力を磨いてきたつもりですが、今日のように何もかにもコロコロ変わってしまったら本当に何を信じて良いのかタダ迷うばかりです。朝令暮改もいい加減にしてほしいと思っております。
皆さまは如何でしょうか?
昨日の誠が今日の嘘にならないように、
そしてもっともっと国民に対して「思いやりの心」を発揮していただきたいものです。
今日はカルチャー教室でテーブルマナーのお話をしてきました。
いつものことですが、食事を楽しむために「イデオロギーに関する話・宗教の話・政治の話等は控えた方がよろしいですよ」と説明いたします。
テーブルマナーを担当される方はほとんどそのように話されると思います。
理由は、それらの話はいずれも、個々の価値観や信念に関わるもので、往々にして「感情的な摩擦」を生じるからです。
しかし、政治に関して言えば、私たちの身近な問題に直結する話を食事中に、夫婦間・家族間・同僚・友人たちとすることは、ある意味においては政治というものを身近に捉え、政治に参加するという意欲が促進され、ひいては民主主義がより活性化するという理屈も成り立ちます。
つまり、こういう時代だからこそ、幕末の吉田さん、高杉さん、坂本さん、西郷さん、勝さん等などのように、熱い心で真剣に国の未来を思い、政治というものに向かい合うべきかもしれませんね。
山陽新聞カルチャー教室「セレブ【淑女】流 女磨き講座」、本日無事終了いたしました。
少人数ながら、いつも楽しく和気あいあいのうちに終えることができ嬉しく思います。
一生懸命お聞きいただいた受講生の皆様に講師一同深謝いたします。
そしてこれをご縁に、さらなるハッピーライフを築かれることを祈念いたします。
7月11日(日)からいよいよ「笑顔・綺麗・マネー・マナー講座」がスタートいたします。
ご期待下さい。
気温が上がり湿度が高い時節です。
岡山県地方「食中毒注意報」が発令されました。小まめに手洗いをして下さいね。