人生を楽しむには、ビジネスライクで生きる!
米国のトランプ大統領が世界に向けて関税を発動しました。
いわゆる「トランプ関税」と言われるこの関税は
世界経済にどのような影響が及ぶのか計り知れませんが
私たちの生活にまで及ぶような大きな影響を与えることは間違いありません。
ところで「情けは人の為ならず」ということわざがありますが
この関税は、「良かれは人の為ならず」だと言えるでしょう。
情けは人の為ならずとは
人に親切にすることでやがては自分に良い影響が返ってくるといった意味ですが
良かれは人の為ならずというのは
自分はこうしたほうが良いと思って(その人のためになると思って)やったことは
単に自分の思いつきや願望であって
本当にその人のためになるかどうかは定かではないという意味です。
自分では良かれと思って行動するわけですから
たまたまそのことが人のためになる場合もありますが
必ずしも全てが人のためになる訳ではないということ。
相手のことを考えて行動したことでも
相手にとっては大きなお世話、余計なお節介になることもあります。
トランプ関税に関しては意味するところは違いますが
自分がこうしたほうが良いと思って勝手に判断し
独断で行動してしまえば
それはもはや相手のためではなく自分のためなんですね。
そして相手の反感を買うことにも繋がります。
そこで何が必要なのかというと
相手の考えや意見を聴いて、最善となるような取り組みをじっくり相談することです。
相手の考えや意見を考慮しないということは
その策がたとえどのような有効策であったとしても
やはり単なる独り善がりの独断でしかありませんし
人のためとはなりません。
たまたま人のためになったからといって
結局は自分の判断であり、独断でしかありませんし
トランプ関税で言えばここが独裁政権(独裁者)と変わらないと言えるんですね。
しかも自分が気に入らなければ容赦なく排除しようとし
自分の思うようにしか行動せずに
自分のしたいようにしているだけ。
国民や相手のことどころか
自分のことしか考えてない恐ろしい政策ではないでしょうか。
案の定その影響はたちまち株価に反映され
世界経済の混乱と不安定化を招いています。
この話はトランプ大統領が独裁者かどうかといった話をしてるのではありませんが
人のことを考えないでする行動とはどういうものかという
たとえとして用いただけであって
特別トランプ関税に限った話をしているわけではないことをご理解ください。
いくら公平ではないからといって
それを独断で正そうとしても相手のためになるわけではなく
自分がこうしたほうが良かれと思って独断でする行動は
人のためにはならない
つまり「良かれは人の為ならず」ということなのです。
(公平であることが正しいわけではない)
しっかりと相手の考えや人の話に耳を傾けて
自分の良かれを優先しようとせずに相談しながら進めていくことによって
真に人のためになり、そして公平が実現するのだと言えるのではないでしょうか?



