子供と大人の疲労感の違いは何か ~“責任”こそ疲労感を生む大きな要素ではないか?~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:統合心理学・応用心理学・社会問題(課題)

およそ人の疲労というのは精神的なものだとわかっています。

高齢者等が身体的に肉体疲労を起こす(感じる)ような話とは違い
人がなぜ疲れるのか(疲れを感じるのか)と言いますと
肉体的な疲労より精神的な疲労の割合が大きいわけですね。
(むしろその殆どは精神的なもの)

そしてこの精神的な疲労感の要素の一つとして
私は“責任(感)”があるのではないかと考えます。

小さい子供(児童・学童)など若い人は
日中思いっきり元気に遊びまくって疲れて帰ってきても
充実感こそあれ、一般的な大人のように今日も疲れた、もう嫌だと
マイナスの疲労感としては感じませんよね。

大人と子供では同じ疲労感でも感じ方に違いが生じますし
この精神的な疲労感の違いこそ大人になってから生じる
“責任(感)”にあるのではないかと考えるわけです。

子供には特に何の社会的責任もないため
思いっきり遊んで疲れて帰ってきても
誰に社会的制裁や責任を取らされるわけではありませんし
単に疲れたでその日が終わってしまうだけですが
大人の場合はそうはいきません。

自身が保護者である場合は子供に対してはもちろん
仕事面など様々なシーンで社会的責任が生じ
その責任を負わされてしまいます。

ですのでそういった責任という名のプレッシャーから
精神的な疲労感が増してしんどい(精神的に重い)疲労感を感じるのではないでしょうか?

大人にもしこの責任(感)のプレッシャーがなければ
精神的な疲労(負担)はどうなると思われるでしょうか?
子供のように無邪気に自分のやりたいように過ごし
気が済むまでやりたいことをやりたいだけやってあとは帰って寝るだけ。

そこに責任という名のプレッシャーを背負う
大人のようなマイナスの疲労感を感じるでしょうか?

つまりこの責任の有る無しこそが
疲労感に大きく影響するのではないかと考えるわけですね。

皆様はどのようにお考えでしょうか?

ぜひご自身の感覚と日常を振り返ってみて
生き方の学びに対する参考にしていただけましたら幸いです。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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