ちっとも熱くない熱の存在 ~自分が感じられるものだけがこの世界の全てではない~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:統合心理学・応用心理学・社会問題(課題)

皆さんは熱と言えば温度のことや熱さのことだと思ってませんか?

熱とはそもそもエネルギーのことなんです。
つまり紫外線や放射線など、身体に感じられない熱もまた熱エネルギーということ。
触って熱いと感じるものだけが熱ではないんですね。

熱線とも言うように、目に見えたり身体で感じないような熱でも
私たちにはわからないだけで(熱いと感じないだけで)
熱にさらされると身体にとっては大きなダメージになるんですね。

放射能なんかわかりやすいのではないでしょうか?

私たちは放射能を浴びても熱さを感じませんし
放射能を浴びていることすらわかりません。

しかし熱湯を触ると熱いと感じて火傷をするように
ただその熱いという感覚がないだけであって
私たちは熱を受けると同じように身体にはダメージになっているんですね。

これが熱の持つ性質です。
つまり熱とはエネルギーそのもののことなのです。
熱いかどうかが熱というものなのではありません。

このように自分の思い込みや感覚だけに頼り切ってしまうことが
いかに危険なことであるかがおわかりいただけましたでしょうか?

ここで私の言う感覚とは触って感じる触覚だけのことではありません。

五感はもちろん、第六感や霊感などもそうですが
自分の感覚が全てなのではないということをまず知り
そんな感覚に頼り切ってしまっている自分が
実はいかに何もわかってないかを知る必要があります。

繰り返すようですが、あなたは放射能を浴びて
自分の感覚で被爆しているのがわかりますか?
もっとわかりやすい例で言えば、レントゲン撮影をされてるときに、痛みや熱さを感じますか?

線量計などを用いなければきっと何もわからないはずです。
数値でわかっても感覚ではわからないでしょう。

これは物事は頭で考えてるだけでは何もわからないということです。

自分はわかってるようで実は何もわかってないこと。
わかってることといえば頭でわかってることがわかっているだけ。

熱(エネルギー)の話にしてもそうですが
私たちは何か他のものに頼ってこそ(自分の思い込みや感覚以外のもの)
自分にとって得られるものや有益なものがわかるということなんですね。

ですから自分の人生とはいかに他の何かに頼ってこそ成り立っているのだということが
今回のお話で伝わりましたでしょうか?

そうすると自分の考えや自分の思いという自己中心的なものの考え方をするのではなく
いかに他者に対して感謝し、接することが大切であるかということが
自分の人生を豊かにするのだということがわかってくると思います。

思えば人生を豊かにする“学び”についても
自分が主体なのではなく何か他から学ばせてもらいますよね。

教えてくれる(学ばせてもらえる)のはいつも自分の周りのことからです。

これからは自分中心の考えから、自分の周りや他の何かに目を向けてみませんか?
そうすることでより豊かな学びを得られ
心豊かな人生を歩ませていただけるのだと私は思いますよ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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