いじめや自殺問題に“発想の転換”という新たな対策の扉を開く ~なくせないなら受け入れてしまう~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:統合心理学・応用心理学・社会問題(課題)

子供のいじめや自殺の問題はなくなるどころか頻繁に話題に上り
ニュースになる度に辛いばかりで有効な対策もないまま今日に至っております。

しかし本当に冷たく言い放ってしまえば
残念ながらこのような問題は何をどうしてもなくなる事はありません。

詳細についてはテーマが変わるので割愛しますが
いじめや自殺の問題は大人社会でもある事で、何も子供に限った話ではありませんし
なくならないからといって何もしなくて良いわけではありません。

なくならないものをなくそうとするからなくせないのであって
必要なのはメカニズムなど本質を見極めて、出来る対策を講じる事です。

まずはこのような問題はなくせるものではない事を受け入れてしまい
なくせないのであればそもそも発生しないような対策や環境を整えるなど
発想そのものを転換してやればいいんですね。
(なぜなくせないのかは生命の根源に迫る問題なので、別途機会があればご説明致します)

ケース毎にそれぞれ違うので一概には言えませんが
一つには、なくそうとするのではなくそういう問題はあるのだから
他人を憎んだり嫉妬したり攻撃する、または死にたいと思う気持ちを否定するのではなく
問題を抱えながらでもいかに各個人の人生を充実させるかで
大きな問題に発展してしまう事態を避ける事は出来るかもしれません。

感情を抑えて抑えて(否定して)爆発させるから反動が大きいのです。
何でも物事には受け入れる受け皿が必要です。(受け入れるとは容認する事ではありません)

問題をなくすのではなく受け入れてしまう。
これも一つの対策になるのではないでしょうか?

そこから出発してどうしていくかですね。

解決策にばかり目を向けるのではなく改善策に目を向ける。
問題を解決しよう(なくしてしまおう)とするから難しいのであって
問題のある中でいかに改善(より良く)していくか。
これは心理カウンセリングの問題に対する基本的な向き合い方にも通じます。

具体的にどのような対策を講じれば良いかは話し合いが必要ですし
それぞれのケースでカウンセリングさせて頂きますが
まずは何と言っても個人の心の充実を図る。
これが何よりも一番の対策なのではないかと私は考えます。

その上で当ルームは心理カウンセリングを通して社会に貢献してまいります。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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