自分のクセを知れば対処法も見えてくる

宮本章太郎

宮本章太郎

今回は、先日ボウリングに行った時に気づいた事をお話したいと思います。

ボウリングというのは、投げ方にもそれぞれ個性があり
人によって素直な投げ方やクセのある投げ方のように
性格がそのまま表れてるようにも思います。

誰かに教えてもらわない限り、自分で工夫しないと上達しませんし
いろいろ工夫して頑張ったところで、自分一人ではやはり限界があります。

そして投げ方のクセというのは自分では気づきにくいものです。
人に言われてようやくどこが問題だったのか
どうしたらもっと上達するのかが見えてくるんですね。
そこからはまた練習の繰り返しです。

これって実は心の問題や心理カウンセリングの過程と似ていて
共になぞらえて見ていく事が出来ます。

投球者がクライエントさんで、客観的に見てる人が心理カウンセラーと見立てると
クライエントさんは自分のクセ(悩みや問題点)が見えてません。
心理カウンセラーは、どこにクセがあるのか
また、どうすれば改善出来るのかを客観的に見られます。

そしてここからが、なるほど上手く例えられるなぁと感じる部分なんですが
投げ方でも何でも、気づいた事を人にアドバイスすると
今まで考えずにやってた事を自分も意識するようになるので
今度は自分も今までのように、上手く投げられなくなるんです。

アドバイスするまでは何も考えずにそこそこストライクとか取れてたのに
なぜかガーターが増えたり、思うように投げられなくなるんですね。
アドバイスした手前、自分でもその事を意識してしまうからです。

このように変にその事を意識してしまうと
今度は自分がコントロールを失ってしまいます。

もしかすると心理カウンセラーが容易にアドバイスをしないのも
ここにあるのかもしれませんね。

しかし逆に言えば、そうやって人にアドバイスをする事で
今まで自分では気づかなかった何かに気づけるかもしれません。
だからこそ悩みでも一人で抱えずに
誰か人に話すという事が大切だと言われるのでしょう。

そうです、このアドバイスのように
自分で話してみて初めてわかるという事があるのですから。

人のクセなんて客観的に見てたらわかりますけど
自分ではなかなか気づかないものです。
自分では自分の事をわかってるようでも
人に言われてみたり、自分で何か気づいた時に
あ、なるほどな!と思うような事があるんですから
やっぱり孤軍奮闘してたり慢心していては
一人の力って限界があるんだなぁと感じます。

私も、ボウリングをやったからこそ気づけましたし
やらなければこういう事にも気づけなかったと思います。
やったところで何も変わらないと頭ごなしに決めつけるのではなく
やっぱり自分でやってみる、体験してみるというのは大切なんですね。
このようにボウリング一つでも、あぁなるほどなと思いましたよ。

自分のクセ(問題点)でも、知ればこそ改善も出来ますが
知らない事には改善する事さえ出来ないのです。

ちなみに私の投げ方は、投げてしまえばそこから曲がる事もなく
真っ直ぐ一直線の直球投法なんです。
投げたそばからどこへ行くのか予測できるので
最初に軌道がズレてたら、後から曲がって当たるなんて期待はできません。

投げた後に曲がる人は、最後までどうなるかわかりませんから
期待も持てますし、最後まで楽しみです。

よっぽど曲がった事が嫌いなんでしょうかねぇ私は?

こういったところにもやはり
それぞれ性格が表れるんだなと改めて感じましたよ。
何でもやってみて体験するというのは、奥が深いものですね。



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