見えているものの中に答えはあらず

心理カウンセリングの世界では
気づき、あるいは何かに気づくという言葉をよく使います。

そんな事改めて言われなくても当たり前のように思いますが
気づくという事は知るという事なんですね。

物事を知る。

ただ、物事を知るといっても
気づかなければ知る事も出来ません。

何だかわからないものがある(存在する)という事に気づかなければ
そもそも何が問題になってるのかもわからないですし
解決しようなんて思わない。
ましてや解決の方法を探ろうとも思いません。

その段階にすら意識がいってないから。
どこかに問題がある、問題になってるという事にも気づいてないから。

試験勉強なんかでも、わからなければ問題は解けませんよね。
それと同じように、心の問題もわからなければ解決出来ないのです。
まず問題があるという事に気づかなければなりません。

それから、じゃあどこに問題があるかなど
いろいろ解決の方法を探っていくのです。

問題を問題と認識しないままでは
心の悩みが晴れる事はありません。
いつまでも気づかないまま
モヤモヤした気分で過ごさないといけないんです。

ですから気づくという事は
とても大事なことなんですね。
まず問題に気づきましょう。
何が問題になってるのか。

どうしたらいいかなんてのはその後の問題です。
何も気づかないまま問題解決を急いだって
いつまで経っても解決するはずがないんです。
だからこれほど気づきましょ、と言ってるわけなんですね。

何だって構いません。
どんな些細な事だって構いません。
むしろその些細な事に気づく事こそが重要なんですから。

心理カウンセリングとはむしろ
問題を解決するものというより
まだあなた自身にも心理カウンセラーにもわからない
その「何か」に気づけるようにしていく事が
まず始めに必要な作業ではないかと思います。

そんな手探り状態から始めるカウンセリングですが
その第一段階から(この作業が最も大変とも言えますが)
何の手掛かりも得られなかったと早々に諦めてしまうと
やはりそれ以降も何の進展もないだろう事は
容易に想像が付きますね。

ここに心理カウンセリングは
続ける事に意味があるというわけです。

単に気晴らしで済ませたかったら
わざわざカウンセリングでなくても
それこそ占いなんかで気を晴らしてもらえばそれで済むんです。

しかしそうではなく
何とか良い人生にしたい
本当に人生を素晴らしいものにしたい
変わりたいんだというあなたのその強い思いにこそ
心理カウンセリングが応えられるものであると私は自負しております。



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メールでけっこうですよ。
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併せてお待ちしてます。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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