仕事に私情をはさむなの本当の意味とは?

宮本章太郎

宮本章太郎

今回は以前ツイッターでささやいたものの中から
もう少し掘り下げて内容を見ていきたいと思う。

職場・仕事での人間関係というのはすべからく
ビジネスパートナーとしての関係でなくてはならない。
でなければそこに個人的な感情が入ってしまうからである。

ちなみに、何がお金を生むのか?
誰がお金を生み出してるのか?
それをないがしろにするという事はどういう事なのか?
今一度よく考えてみましょう。

さすればおのずと人との関わり方も変わってくるはずです。

個人的な感情は業務に支障をきたすばかりか
能率や生産性を下げる原因となり
業務とは関係のないところに余計な問題が発生し
組織全体に影響が及んで経済活動が滞るからである。

これは何も機械のように働けというのではない。
コミュニケーションには活動を活性化させる効果がある。

関係を(自分の大切な)ビジネスパートナーだと捉えると
相手を好き嫌いや感情的な衝動で相対する事もなく
たとえ私情が入ってしまったとしても相手をぞんざいに扱うような事はありません。
そうすると職場の人間関係も改善され、むしろ全体の能率も上がるのです。
仕事での対人をビジネスパートナーとして考えないと
その個人は自分のためだけに仕事をやってる事になり
およそ会社や顧客のためを考えて仕事をしてるとは言い難いのです。

そして共謀は問題に気づく能力を失わせてしまいます。
物事を客観的に見られなくなるからです。
仕事に敵を作ってはいけません。(これは競争相手とはまた別である)
なぜなら、仕事は自分のためだけにやるものではないからである。

仕事には必ず対象となる相手がいる。
それがビジネスパートナーであり
そのビジネスパートナーをぞんざいに扱うという事は
ビジネスとして成り立つ事はあり得ない。
自分のためだけにやってるような人を企業は必要としないし
もしそのような人を受け入れてしまうなら企業としては成り立たない。
そんな企業はいずれ衰退して消滅してしまうだろう。

企業が果たす役割は社会への貢献であり
企業という個体の利益向上ではない。
社会が必要としない企業に繁栄も存続もないのだ。

ビジネスでは接する相手は全てビジネスパートナーであり
それは社内においても例外ではない。
仕事に対象となる相手もなく、自分の私利私欲
つまり個人的な感情でもって仕事をする人材が問題を生み出してるというのは言うまでもない。
利益や効率、生産性を言う前に
経営者や従事している者はここを見ていかなければならない。

ここに仕事に私情をはさむ事の危険性の、本当の意味があるのです。

人間捉え方や考え方を変えるだけで
これまでの問題や悩みがガラッと変わる。
そうすると環境も変わる。
今ここで自分だけで生きてるのではないという事を、改めて考えてみたい。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

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