書籍「時間の始まり 宇宙はこうして始まった ~宇宙の起源にまでさかのぼる時間の仕組み~」出版情報
悩みの種類にもよりますが
悩みがある、悩んでるという事は
自分に悩みの種があるという事はわかってるんですね。
ただ、何が原因になってるのかわからないので
とりあえず苦しいんです。
悩みに対する辛さだけを感じるんです。
自分がどういう事で悩んでるのかを認知出来れば
それなりに対処していく事も可能です。
もし認知出来たとしても、その認知出来た悩みを認められなければなりません。
悩みの原因に気づけたとしても
目を伏せていては認知出来てないのと同じです。
ただ、自分に悩みがあると気づいてるだけでも
心理カウンセリングによって悩みに対処していく事が可能です。
自分が悩んでるという事にも気づいてない人は
何でこんなに生き辛いのかさえわからずに
ひたすら不満を溜め込んで苦しい人生を送ってらっしゃるんですね。
自分は悩んでるんだとわかっていれば
あとはどういう事で悩んでるのか気づいてやるだけで
それを認めてやれさえすれば
ただ単に悩みに振り回されて苦しんでるだけじゃなく
悩みに向き合って生きていく事が出来るんですね。
どうしたらいいのかわからない状態から
どうしたらいいのかを考えられるようになるんです。
ずいぶん大まかに話してきましたが
この一連の流れが認知行動療法だと思っていただいて構いません。
つまり、悩みを認知する事で解決へと導く心理療法というわけですね。
このように文章や口で説明しても
なかなか実感として伝わるものではありません。
認知行動療法とはどういうものか
あなた自身で体験していただく事で
その効果も実感していただけると思います。
これが私の言う、人生を(生き方を)学ぶという事に繋がってるんですね。
そもそもうつ病などと言われてますが
心に病なんてものはないのです。
心の病というは、言葉としては私も使いますが
病院での手術や、薬を使ったりして治療するものではないという事です。
それはいわば個性であり
その個性を他人が認められないだけで
あるいは自分すらも自分の個性を認められないから
心が苦しくなってしまうんですね。
もし心が病気だったら、心が病気だと言うなら
手術や薬で治るはずです。
しかし個性は治すものではありません。
他人も、そして自分でも認められないから苦しいんですね。
これも参考になるかもしれないので
もう一つ考える素材を挙げておきます。
悩みを治すっておかしいですよね?
悩んでる事を治すなんておかしいと思いませんか?
悩みは解決するもの、向き合うもの・・・
いろいろあると思いますけど
あなたにとって悩みとはどういうものですか?
うつ病の人は病気で
うつ病ではない人がまともで普通だと言うなら
私はうつ病の人の方がよっぽど人間的で魅力のある人たちだと思いますけどね。
むしろ普通の人の方が多くの悩みを抱えてるようにも見えます。
他人を認められない、無理解という、心が蝕まれてるような状態ですね。
実際そんな歪んだ見方で人を見てませんし
心の病を医療として考えるのを否定してるわけではありませんが
悩みを一つ一つ認知していく事で
悩みを解決へと導けるんですよという事を言いたいのです。
そして心理カウンセリングの果たす効果をもっと評価するべきだと思います。
苦しみを治療しに病院へ行くのもいいですが
あなたが自分らしく生きられるように
カウンセリングルームにお話に来られる事も一度考えてみてください。
もしかすると心理カウンセラーとお話しする事で
今まで悩んでた事が晴れるかもしれませんよ?
ご意見ご感想、あなたの聞きたい事を聞かせてください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしてます。