自己肯定感 第3章.1
「自己受容」ってどこかで聞いたことがありませんか。
遥か昔、企業に勤めていた頃、人間関係で悩み会社に行きたくなくなったことがあります。
理由は色々ありましたが、多分、劣等感からくる「孤立」だったと思います。
自分とは違う学歴を持つ同僚と仕事をしていると話題についていけません。そんな雰囲気を醸し出している私には周囲も話しづらかったと思います。他人が自分のことをどう思っているのかなどと、周囲の目が気になり職場での居心地が悪くなりました。
孤立すると協調性もなくなりますから、人が集まるところは避けるようになり「あいつは誘ってもこない」というレッテルを貼られました。ほんとのことろは、その方が楽でしたけどね。
その頃から「劣等感」と「人の目が気になる」というところが、欠点だと自覚していましたが、何をするでもなく、これらの欠点と仕方なく付き合うことにしました。
たまに人に勧められて自己啓発セミナーみたいなところへ参加することもありました。その時は学んだことを行動に移そうと思うのですが、何ひとつ継続することができません。今にして思えば自分自身を否定し、受け入れることができなかったからでしょう。
それでも劣等感を埋めるために資格を取得したり、コンテストで受賞したり、孤立感をなくすためにコミュニティに入ったり、小さなイベントの主催者になったりしていました。
これらが悪いということではありませんが、「劣等感を埋めるため」とか「孤立しないため」というのは、通常の目的意識からズレているので何ひとつ変われません。それどころか自己受容は低くなる一方です。
※「自己受容」とは、 他者を自分の価値観で批判したり評価せず、変化や状況を受け入れること。つまり、あるがままの自分をすべて受け入れるということ。
そんな私ですが、現在、あるがままの自分を受け入れることができています。相変わらず人の目は気になりますけどね(笑) ずっと自分を変えることは難しいと思っていました。そんな私でも変われたのはパートナーの影響力だと思っています。
自己受容を高めるような様々な方法論は数多くあると思います。私のような継続できない人間にとって幸運だったのは、自己受容が高いに人が近くに居たこと。継続が苦手な人でも、自分にないところを学ぶなら、それを持っている人から影響を受けることです。
影響力には即効性はないので、素直になれなければ中々変われません。時間がかかりますが、自分に素直になれるということが「自己受容」に繋がるので、紆余曲折しながらでもあるがままの自分を探せるはずです。
「結論」、影響力がある人が近くに居なければ、居るところに行ってみて下さい。
【小さな実践】
やりたいことがあったら、ニーズ(必要性)なのかウォンツ(欲求)かを掘り起こし、自分の目的に当てはめて視覚化してみる
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